U-17女子ワールドカップ第2戦…こりゃダメだと思ったが逆転勝ち。
2024.10.21
初戦のポーランド戦をスコアレスドローで終えた日本。第2戦はブラジル。
序盤から相変わらず、フィジカル的にもメンタル的にもコンディションが悪いのか、ブラジルがスパスパと日本のディフェンス網を突破して行く。フィジカルコンタクトも軽い、軽すぎ。脚だけで行くし。
そうすると8分、最終ラインからのビルドアップをカットされて、その後の対応やカバーリングも甘すぎ軽すぎで先制ゴールを叩き込まれてしまう。
その後もビルドアップが引っ掛けられるシーン多発だし、容易に突破され過ぎ。
だが、最終ラインからブラジルのディフェンスラインの裏に落とすロングフィードが2つ実にイイものもあった。ピッチに落ちてから転がらないし、、、その2本めのフィードから前半終了間際に見事なゴールを決めたが、オフサイドテクノロジー(?)で肩がわずかにオフサイドだったと確認されノーゴールに。
VARは居ないが(先のU-20女子ワールドカップに続いてチャレンジシステムが導入)オフサイドテクノロジーはあるんだ、、、それを確認して主審に通知するんですかね。ちょっとよくわからないんだが。
後半、立ち上がりこそブラジルの動きは前半と変わらないように思えたが、なんか急に失速。(イージーな相手と安心したか???)
すると、ようやく余裕を持ってボールを持てるようになったか、前へ向いた攻撃が続くようになり、左からのクロスを中央で見事な身体を捻ったヘッドを叩き込んで同点に追いつく。
さらに立て続けに、ゴール右で左に切り返し、右に切り返してて股抜きのシュートを突き刺して逆転。まさかの連続ゴールで2-1と引っくり返した。
その後、当然ブラジルが再び前へ出て来て、中央を突破されてゴールを決められたが、日本側がレビューリクエスト。日本のディフェンダー2人の間を割ってシュートを打つ前にガッツリとユニフォームを掴んでおり、オンフィールドレビューによってファウルと判定されノーゴールに。
さらにペナルティエリア内で脚をかけられて倒れたように見えたシーンがあったが、レフェリーは即座にノーファウルのジェスチャー、、、だが、今度はブラジル側がレビューリクエスト。これはどう見てもPKではなく、オンフィールドレビューでもレフェリーの判定は変わらずPK無し。ブラジルの監督はこのシーンは絶対PKだと言い張っているらしいが、むしろその前のユニフォームを引っ張っとされたファウルの方が、ノーファウル(日本にとっては失点)の可能性が高かったように思えるが。。。
ま、そのシーンではファイルと判定してもらえて助かったんだが、相変わらずボディコンタクトがなってないし、横からカバーに来た味方選手もカバーするではなし、、、といった体で、あんなんじゃダメだよなぁ。
ま、ともかく(その後の日本の決定的チャンスが2度ほどあったがダメ押しゴールは奪えず)10分と表示された長いアディショナルタイムをなんとか逃げ切ってブラジルを下した。
しかし、U-17女子アジアカップの時もこんな感じの低調なパフォーマンスだったかねぇ…と思うくらいナントモな内容。どういうトレーニングをしてるんかとも思うし、そもそも代表チームに集まる前に各所属チームでどの程度のトレーニングや試合をやってるのか、首を傾げるレベルではある。U-17の選手たちに色々言うことではないのかもしれないが、まぁそれくらいのレベルというかクラスってことで。
とにかく前半を見てればよく勝てたよね、という試合だったかと。
なお、日本VSブラジルの後に行われたザンビアVSポーランドは、ポーランドが2-0で勝利。グループステージ第2戦を終えた段階で、得失点差でポーランドが1位、日本が2位、ブラジルは3位。
中2日置いて、グループステージ最終戦はザンビア戦。同時刻キックオフのポーランドVSブラジルがスリリングな一戦になりそうで、日本としては2連敗のザンビアに勝って勝点7ポイントへ積み上げ、グループステージ突破と行きたいところ。
ザンビア戦は日本時間今週木曜日(24日)早朝、5:00AMキックオフ。