ウン、これはナイスパフォーマンス…ミッドウイークの田中碧。
2024.12.12
田中碧に関しては一昨日エントリーしたばかりだが、イングランド・チャンピオンシップはミッドウイークに試合があったもので、DAZNで見逃し配信で視聴しちゃったので(笑)ホームにミドルズブラを迎えてのリーズVSミドルズブラを。
ミドルズブラはもうチャンピオンシップ(イングランド2部相当)がもう長いなぁ。
この試合では前節のダービー・カウンティのように田中碧にプレスやマークを仕掛けてこなかったので、田中碧は結構自由にやりたいプレーができた印象。
最終ラインに下りて、中盤底のもう1枚、ロズウェルとパス交換しながらビルドアップしたり、そこから右へ展開したところからリーズの先制ゴールが生まれる。
興味深かったのは、大きなロビングのようなサイドチェンジのパスを割と正確に味方に付けるシーンが何度もあったところ。意図的にあんなロビングっぽいボールを蹴ってるのか、ホントはもっと速い放物線で行きたいのかはわからんが。
あと、これは後半だが、ワンステップで30メートルくらいの相手最終ライン裏に落としたボールもあった。これはもちろんイイ意味で驚いたかも。
試合の方は1-0のリードのまま後半に入り、コーナーキックをヘッドで競ったボールがオウンゴールとなってしまい1-1に追いつかれてしまう。
だが、田中碧の速い出足からのボール奪取やインターセプトから何度もチャンスを作り出し、(ここは田中碧のインターセプトではなかったと思うが同じようなボール奪取から)70分過ぎに追加点。
さらにアディショナルタイムには、これもハーフウェイライン手前からの素晴らしい出足でのインターセプトをワンタッチで味方に付け(意図したワンタッチパスだったのかはちょっと謎だが…)そのままスプリント、、、優に50メートルほど駆け上がって相手ゴール前、、、味方からのダイヤゴナルのパスを受けてゴールキーパーと1対1、、、フィニッシュせぇよ…と思ったが、味方が2枚並走しているところに横パス、、、味方の脚に当たってゴールインしてダメ押し。これが記録上は今シーズン初アシストだそうだ。
…というわけで、確かに出色のパフォーマンス。田中碧にボールを渡しても、状況判断して急がずにバックパスや横パスでボールをさらに動かすプレーを味方も理解しているようだし。(さりげない仕草というかタメからの小さいモーションでの素早いスルーパスもあった…確かにイニエスタみたいだ…)
あと、この試合ではヘッドでのはね返しも目についたというか、あんなにヘッドできてたっけ、という感じ(笑)
しかし「お買い得」というか「コスパ良い」というか、ここまで活躍するとはサプライズだったとはいえ、田中碧を2ヶ月連続で月間MVPに選ぶとはクラブもサポーターもよく見てるというか、サスガわかってるというか。。。現地映像も結構、田中碧を捉えるし、現地実況も頻繁に名前呼ぶしな。
現地メディアのこの試合の最高評価らしい。(田中にとっては8-10点の評価はもはや標準的、だとか…)
守備面ではミドルゾーンでボールを奪われ、そこから持ち込まれて危険なシーンだったが、全力で戻ってスライディングでボールカットというシーンもあった、、、が、ボールカットしたものの、それを拾われて右に展開されてしまい、ゴールキーパーと1対1になってヒヤっとしたが、味方ゴールキーパーのファインセーブに救われた。。。
危うく戦犯になるかもしれないところだった。でも、ま、そのシーンくらいだけ、だったような。ボール回収、身体を張ったディフェンスも何度も見せたし。
この試合の前半には、ペナルティエリア外からボックス内へスプリントして味方の落としを受け、シュートでもラストパスでもどちらも可能なシチュエーションだったが(でもま、普通にはシュート一択だとは思うが…)ちょっと考えてしまったところ、後ろからプレスバックした相手にボールを奪われてしまった。。。
もったいなかったな。
でも、こういう感じで前線へ顔を出すシーンが何度もあるんで、イングランド初ゴールもやがて訪れるだろう。
なお、イングランド・チャンピオンシップは24クラブのリーグ戦で、全46戦。まだ20節を消化したところ。
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2024-25シーズン