日本で陸上競技場からフットボールスタジアムへの改修がどれくらい進んで行くだろう…
2025.01.01
2025年。今年もあれやこれや引き続きエントリー(多分現時点でのエントリー数5335くらい…)して行きます。
元日のつぶやき、、、
年末に(某一般紙で)大分市の割と中心部にある大分市立陸上競技場をフットボール専用スタジアムに改修する動きが報じられていたしで、日本で今後どれくらい陸上競技場からフットボールスタジアムへの改修・転用が発生するだろうな、、、という件。
可動式スタンドということではなく、陸上トラックを無くして本格的にフットボールスタジアムとするもののことね。
大分の件は大分トリニータのスポンサー企業が表明したもので、まだ端緒に付いたとも言えないが、前述の某一般紙(読売新聞)でも、、、実現すれば専用サッカー場の整備手法としては珍しいケースとなる、、、とか書いているように、まだ日本では無いよなぁ。
海外じゃ普通に結構あるけど。
現在、川崎の等々力陸上競技場が2029年竣工という計画でフットボールスタジアムに改修されることが決定済み。3万5000のキャパになるはず。
あと、新潟でも新潟市陸上競技場(新潟市役所の隣)をそうする構想があるはず。まだ構想レベルだと思うが。
それくらいだろうか。
川崎・等々力陸上競技場は陸連第1種公認だが、陸連の方からフットボールスタジアムに改修してもらって結構(陸上競技場は現在のサブトラックを改修・第2種公認でよい)ということで話が一気に進んだもの。
大分市営陸上競技場や新潟市陸上競技場は第2種公認なので、第1種公認よりはハードルは高くないと思うが、まぁそれでも容易く話が進むとは思えないが頑張って欲しい。
陸上競技場が多過ぎるんだ、、、って声は多いが、そのとおりなんだが、県営のものと市営のものがあってですね(大分トリニータはホームとして使用する大分スタジアムもアルビレックス新潟がホームとして使用する新潟スタジアムも県営)多いからと言ってハイそうですねって減らす(?)ことはできないしね。
東京と横浜の状況についても横浜総合競技場(日産スタジアム)があり東京スタジアム(味の素スタジアム)があり、なおかつ国立競技場があり、近距離圏内に3つも巨大スタジアム(陸上競技場)がありすぎ不要だろう、、、っていうのは、わかるんだが、それぞれに東京都、神奈川県、国と、所有者が違うわけで、そうそう簡単に(サッカーへの理解云々とは別に)コトが進むわけがない。
だが、国体開催時にほぼ開会式のためだけに3万キャパとかの陸上競技場にする性はもう脱却しなきゃイカン。結局そんな(しかも大分や新潟あるいは岡山とかは別として大部分が陸の孤島に存在する)陸上競技場をコンスタントに使用してるのはJリーグ(Jリーグのクラブ)じゃないか。。。
ガラガラったって、幾らなんでもそんな辺鄙な場所にある陸上競技場にそんなに地元民だって行きますか、って。なので現状に誰も得してないわけで。Jリーグのクラブだって、見栄えは悪いし、収容率で恥ずかしいし、使用料がどうのこうのと言われるし、、、だよ。
昨年、街中スタジアムということで新スタジアムが広島と長崎にオープンしたことは大きいし、そのトリガーを生かして欲しいもの。むしろ、川崎、新潟、大分くらいからしか聞こえて来ないのが寂しいというか。。。
というわけで、2025年から既存の陸上競技場がフットボールスタジアムに様変わりする事例がどれくらい出て来るか、期待したいし、そういうのもまた、日本のフットボール文化の醸成なり発展なりのリトマス試験紙の1つとなりうるように思う。
なお、前述の読売新聞の記事では、川崎の等々力陸上競技場がフットボールスタジアムになることは全く触れられてませんでしたね。
単に紙幅の関係か、この記事の記者がしらないのか、(読売新聞だけに)書きたくない・書かないでおいたのか、さて、どれでしょう。
カテゴリー:Jリーグ, サッカー・日本サッカー総合