何故か昨夜2006年6月12日の「カイザースラウテルンの悲劇」を再試聴した…
2023.06.20
今夜はペルーとのAマッチ。ペルーは最新FIFAランキングでも接近しており(日本が20位、ペルーが21位)テストマッチではあるがここはスッキリ勝って欲しいね。
なお、U-17アジアカップ第2戦と丸かぶりだ(苦笑)
ま、同時視聴するしかないわな。
ペルー戦は(先日のエルサルバドル戦に続いて)TVerでも配信あり。U-17アジアカップはDAZN配信。
さて昨夜はタイトルのとおり2006年ワールドカップ(ドイツ大会)の初戦、オーストラリア戦を再試聴。
全然意味なく、昨年秋にカタール・ワールドカップ前に J SPORTS で放送したものを録画していたので、今頃気が向いて視聴した次第。
野村明弘氏の実況、坪井慶介氏をコメンテーターに迎えての放送だった。
この試合はグループステージ突破にどうしても勝たなくてはならない一戦だったんだが、ご存じのとおり残り8分ほどまで1-0でリードしていながら、そこから悪夢の3失点で大逆転負けした試合。
もっとも日本の先制ゴール(中村俊輔のクロスがそのままゴールイン)は相手ゴールキーパーへのファウルだし、あれはノーゴールだな。
だが前半終了間際に柳沢が削られたシーンは、相手のタックルがボールに行っているとは言え、足裏を見せて削っているので最低でもイエローカード、そしてPKだな。
ケーヒルに同点ゴールを叩き込まれた直後、駒野がペナルティエリア内でケーヒルに倒されたシーンは(後にFIFAが誤審と認めたが)明らかにイエローもので、PK、そしてケーヒルは途中出場で既にイエロー1枚貰っており、退場だな。
…とまぁ、大雑把にはそういう感じだが、序盤から双方ともフットボールの内容に乏しく、目の肥えたドイツの観客やメディアには非常にツマラナイ試合だったろう。
日本はコンディション調整の失敗が言われているが、それは間違いなくあるが、ジーコ監督の作ったチームはあまりに中身や芯が無く(決まり事とか先述とか言う以前に…)これはワールドカップを戦う(それも4年前の日韓大会のベスト16進出を経て今回はベスト8をめざす…と言う割には)レベルにないチームだったな、、、と。
2トップの火力の無さにも萎えるが、3バックが脆弱すぎるし、中盤もタレントは揃っているんだがスカスカだし、今日の戦術との比較論ではなく、相当にクオリティに乏しい。
もちろん優れたタレントも何人も居たので、今日いうところのレーンを意識した動きや流動性も何度か見られたが、それが全体に波及しているにはいかんせん程遠く。。。
そして同点に追いつかれた後も残り時間わずかなのに、ドローで終わらせることもできない。。。
そんな「カイザースラウテルンの悲劇」でしたな。
実は悲劇でもなく、このレベルのオーストラリアに圧倒される程度の当然のチーム力だったかと。
2002年大会の(当時としては)成功を受けて、次大会は選手たちが円熟なりピークを迎える年齢だし、、、ってことで浮かれてましたな。
んで、監督も素人(!)のジーコ氏に頼んじゃうし。
わかるんだけどね、一般ピープル受けする監督にしたかったんだろ。
だからそういう点も含め、浮かれポンチだったってこと。
実にもったいなかった。。。
そういうもったいない経験や歴史を経て、強く逞しくなって行くんだろうけどね。
この後、2010年大会のグループステージ突破を経て、2014年大会では再び同じような失敗をしてしまうんだけどな。
今夜のペルー戦だが、メディアは(先のエルサルバドル戦から)6人も大幅にスタメン入れ替え、、、などと報じているが、この試合のメンバーの方がスタートとしてはプライオリティでしょ。
それは単純に大幅にメンバー入れ替え、などと形容するところも相変わらずだ。
両ウイングは(3月に続いて)再び伊東純也と三笘を同時起用らしいので、楽しみだ。
そういえば伊東純也と三笘の両ウイングでのスタートは実は初(!!)だったんだよな…
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