Jリーグ「秋春制」移行が決定したが、あまりにヌル過ぎる論拠・ビジョン…
2023.12.20
昨夜というか明け方3:00AM(日本時間)からクラブ・ワールドカップの「準決勝」マンチェスター・シティVS浦和レッズを視聴。それについてはまた、あらためて。
本日はなんといっても、昨日行われたJリーグ理事会で秋春制移行が「全会一致」で「決定」した件ですよね。
さて、いわゆる秋春制については、これまで何度も書かせていただいたとおり私は基本的に好きだし憧れのようなものもあり、日本でも秋春制が社会・世間に浸透し軌道に乗れば嬉しいところではある。
だが、この日本の社会および社会システムはそうはなってないわけで。なので秋春制移行には懐疑的でもあり大きな懸念を抱き続けている、ということですね。
昨日のJリーグのリリースでも、秋春制に向かい今後は残された課題を継続検討していく、、、などと言ってるんだが、これも(以前からずっと使われている言い様だが)実にオカシな奇妙な言い様だ。課題がほぼ解決されたから採決してんじゃないのかね。
もちろん課題全解決ということで言ってるんではないが、だが、課題クリアの目途が立ったので採決する/決定する…今後は課題解決の細部を詰める&確度を上げる…というならわかるんだけどな。
なお、、、(賛成はしたが)ただし残された課題の解決が必須となる、とコメントしている某クラブの社長も居るぞ。「残された課題解決」できなかったらどうするんだろうな。メディアはJリーグに突っ込んで来て欲しいところだ。
ウインターブレイクについて、12月2週頃から翌年2月3週頃までとするとのことだが(それって現行の春秋制のシーズン終わりと同じ…なので、従来の春秋制と日程的には変わらないという論があったりする…)普通にシーズン途中のブレイクとして長く(長過ぎると)感じるし、実際そういう意見や反応も多いと感じている。
…なんだが、ここに天皇杯を入れるんだろ。天皇杯ファイナルを元日にするんだろ。そこまで言えば、ウインターブレイクが長過ぎるなんて言われなくて済むのに、こういうあたりもヘタクソだ。
もちろん天皇杯はJリーグ所管のコンペティションではなくJFA(日本サッカー協会)所管なので、Jリーグが軽々に想定や想像を口にするわけにいかない…こともわかるが、そこは各方面を納得・理解を深めてもらうために必要な言い様(言及するべき事項)だろうってば。
降雪地域のクラブへの支援に100億円は用意している、、、と言ってるが、それはわかったが、肝心の観戦者への環境向上・観戦環境整備についてはどう考えているのか、これまで一切出て来きてないよね。
ウインターブレイクが入るっていったって(前記のとおり)従来の日程と変わらないから、、、とかの前提があるんだろうが、秋春制だとかウインターブレイクとか言ってる段階で観戦環境向上をうたわないでどうするよ。それってスタジアム整備の範疇なんで、スタジアム所有者(自治体が大部分なわけだが)および各クラブの自助努力ってか??? だから、そういうところは放置なんだよ、いっつも。
何処見て移行に邁進してんのか、そのうち自治体からソッポ向かれますよ。地域・地方にとって、もうJリーグだけじゃないんだぞ、他にもいろいろあるんだ。
秋春制だとかウインターブレイクとか言うだけで観客減りますよ。そこはどう計算なりシミュレートしてるのか、聞かせてもらいたい。
そしてチェアマンは全クラブの売上を現状の1.5倍から2倍へ、、、と言ったらしいが、だから、どうやって???
秋春制になったら観客が増えるとでも???
DAZNなり(あるいは他の配信業者)が放映権料を倍にしてくれるんか?? そういう折衝なり手応えでもあるんか???
適当なこと言ってんじゃないよ…って思いますね。
それともう1点、書いておきたいんだが、育成年代の指導をなさっている人が、秋春制になると日本人選手のヨーロッパ移籍におけるアドバンテージが無くなることを承知しておくべき、、、みたいなことを言っていて、どういうことですか(?)っていうレスもあったりしてるんだが、私には言わんとすることがすぐわかりますね。
そして私も同意見ですね。
ま、これらの件については今後もいろいろ書かざるを得ないことがありますね。
とりあえず今日はこれくらいで。