年度予算が遂に300億台に乗ったJリーグだが…

2023.12.15

昨日Jリーグは2024年度予算が300億台乗せ（昨年度より10億アップして307億）と発表。これだけの金額規模のスポーツ団体は日本に無いわけで（日本サッカー協会よりも金額的には大きくなってる）そういうことを一般社会に知らしめることがホントにヘタクソだ。一般ピープルなんて、知りゃしないぜ。
また昨日はJリーグ実行委員会が開催され、秋春制移行可否について全60クラブの「意思表明」の投票を行ったそうだ。
52クラブが2026-27シーズンからの移行を決め残された課題の継続検討、7クラブが現段階では移行を決めない、数ヶ月の期間を目安として継続検討、1クラブが移行を実施しない継続検討を行わない、、、という結果だったそうだ。
その1クラブとはアルビレックス新潟とのこと。

ま、いわば反対票なわけだが、Jリーグを退会するとかではないし、考えようによっては新潟のフットボール専用スタジアム整備に向けたナニかもしれん。
秋春制もイイんだが、世界標準に合わせるとかACL（AFC＝アジアフットボール連盟）に沿うとか、海外移籍および海外からの選手獲得がやりやすくなるとか、そういうことばっかりで、秋春制にすることによってJリーグの各クラブが財政的メリットをどう見出すのかの話が伝わって来ない。

もちろん観客のことに向けた話も伝わって来ない…ウインターブレイクがあるとはいえ、12月や2月は観客減りますよ、わかってんすかね。今のところ12月のJ1最終節も盛況だったし、2月の開幕直後も盛況だが、それはシーズン最終節だったり開幕節だったりだから、だ。

ぶっちゃけ、Jリーグの各クラブは財政的余裕が無い、っていうか無さすぎてる。Jリーグ自体は、その辺は各クラブでやってくれ的な感じがあって、まぁ確かに各クラブが頑張る、創意工夫することなんだが、財政的に向上しうるような仕組みなり土台をJリーグが構築・提供することもできない、しない。
これじゃぁ、ますます縮小・衰退していくこの国の地方都市のクラブは行き詰まる。
バスケットボールのBリーグの方が、体育館（アリーナ）を整備すりゃイイんで、フットボールスタジアム整備よりずっと格安だし、災害時の避難場所にもできるし屋内施設だから汎用性も高いし、そっちへ流れる懸念は少なくないぞ。
それに引き換えサッカーはスタジアム整備もゴチャゴチャ細かいことばかり言って来て、、、とか、自治体に面倒くさいヤツになってたりしないか。
わかってんのかね。
バスケットボールはフットボール（サッカー）ほど国際的なスポーツ競技ではないが、海外（特にアメリカ）でプレーする選手は次々に出て来ることもないので、「ガラパゴス」なリーグ運営でもOKだし、実際に降格システムを取り止めるしな。
昇降格システムについては、Jリーグも止めてビジネスしやすくしないのか、、、的な意見を言う向きもあるが、いやいや、それは乗れない相談だ。チャンピオンシップ（優勝決定プレーオフ）もな。フットボール（サッカー）においては、悪いがそれは違うんだよ。

いずれにしても、地方のJリーグのクラブが財政的に上向きになれるような仕組みを創出することに、もっと中央というか本体というか、Jリーグ自体が懸命にならなきゃダメだよ。
放映権料を拡大してそれを分配することで、、、というんじゃ（それだけじゃ、その程度じゃ）ダメだよ。
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