チャンピオンズリーグ、クオーターファイナル2ndレグ、レアル・マドリードVSアーセナル。
2025.04.17
アーセナルのホームで行われた1stレグを3-0というスコアでアーセナル勝利で迎えた2ndレグ。普通ならアーセナル圧倒的優位な状況だが、なにしろサンチャゴ・ベルナベウでのレアル・マドリード、、、WOWOWのこの試合実況担当だった西岡明彦氏によると、チャンピオンズリーグでレアルが3点差を付けられて2ndレグを迎えたケースは過去6度、そのうち3度はひっくり返しているんだそう。
キックオフから2分、ミドルゾーンでの潰しあいでのルーズボールを拾ったヴィニシウスが左寄りにポジションとっていたエムバペへ、、、エムバペは斜めに入って行くドリブリングからクロスしていたヴィニシウスへ、、、ヴィニシウスからゴール右のエムバペへクロス、チェスト(胸)で押し込んでゴールネットを揺らす、、、だがオフサイドでノーゴール。
9分、随分さかのぼってのVAR介入、アーセナルのコーナーキックの場面でレアルのラウール・アセンシオがライスを引き倒していたとのことでオンフィールド・レビュー、、、確かに明らかにファウルに相当するプレーでアーセナルにPK。レアルのサポーターに向かってのPKスポットにウーデゴールが向かうが、サカに交替、、、ところがサカのチップキックはレアルのゴールキーパー、クルトワにセーブされてしまいPK失敗。
すると今度は22分、左からのセットプレーの流れからの放り込みでエムバペがライスに倒されたとの判定でレアルにPK、、、だが長いVARチェックの末のオンフィールド・レビューで判定を覆しPK取り消し。
前半スコアレスで後半へ。
しかし殺気漂うこのピッチ、スタジアムで、若い選手の多いアーセナルは実に平常心というか臆することなくプレーしているのが凄い。
レアルは段々荒くなっていく中、65分、アーセナルのゴールキーパー、ラジャからのフィード、、、ヘッドですらして右からサカがドリブリングで縦へ、、、レアルはリュディガーが出てきて対峙するがサカは戻してシレっと中央へ、、、それに付いていくリュディガー、、、リュディガーと入れ替わってレアルの左スペースを埋めようとして(アラバに替わってピッチに入ったばかりの)フラン・ガルシアが動いたところ、ミケル・メリーノの縦パス、、、サカが抜け出してクルトワとの1対1を制してゴール。アグリゲートスコア4-0とする。
それでもレアル、アーセナルゴール前でのビルドアップ、、、ラジャからの短しパスを受けたサリバにヴィニシウスがプレスをかけて奪ってゴール。すかさずこの試合の同点ゴール。
折角アウェイで貴重な先制ゴールを奪った直後のやらずもがなの失点で、普通なら動揺するはずのところ、アーセナルの選手たちはそんな様子は微塵もなく、、、アディショナルタイムには今度もカウンター、、、(スタートは左サイドだったが)途中から右サイドに移っていたマルチネッリが右から中央へ斜めのスプリントしてきてスルーパスに抜け出してクルトワとの1対1をフィニッシュ。
この試合2-1としてタイムアップ。ホーム、アウェイとも連勝でアグリゲートスコア5-1でレアルを粉砕。アーセナルがセミファイナルへとコマを進めた。
もちろん選手たちの技量、メンタル、スタミナ、スピードも素晴らしいが、どうですか、この采配というかマネジメント、コーチング。
いくら選手たちが世界中のフットボールシーンで揉まれて逞しくなろうと、日本にそういう選手以外の部分が整って来ているか???
全然だよね~
どっかの講演会に呼ばれて、まぁ聴衆を喜ばせるというかウケようと思ってというか面白がらせるためなのはわかるが、だとしても、フットボールという壮大かつ圧倒的最大激戦競技の話に、全然そうじゃないアレのナニを例えで持ち出してそういう選手が出てきてくれれば、、、なんて発言するのはいい加減にして欲しいんだが。
そもそも選手たちに失礼と思わないんかね。ま、年代的にどうしてもそういうクセが染みついてるのも想像はつくが、それでも私なんかは絶対そういう発言はしないし、そもそもそういう〇〇用語や表現も絶対(日常から)使わない・使っていない(気をつけてもいる…)自信があるなぁ~
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2024-25シーズン