ユーロ、ポルトガルVSドイツ…ドイツの3バックシステム。
2021.06.21
明日14:00からオリンピック出場メンバー発表会見。毎度の「JFA TV」(YouTube)配信あり。
さて、ドイツは初戦のフランス戦と同じく最終ライン3枚(3バック)で、フォーメーションで言えば3-4-3といえるだろうか。
ただ、従来の3バックのシステムとはいろいろ違った新し気感の印象を持ったもので。
今大会でも左右の両ウイングバックがたいへん高い位置(ポジショニング)を取るチーム(国)はあったが、もちろんドイツもそう。だけど私が目を引かれたのは、最終ラインの3枚の動きですかね。
3バックの左右が、両ウイングバックの後ろに付く(位置取りする)ような感じで、これじゃまるでサイドが2枚。。。
そうなると最終ラインは中央に1枚になってしまうんだが、そうなると当然カウンターを食らうリスクは高いわけだが、そんなんどこ吹く風(?)ってな体。
ビルドアップ時には、3バックの左右が中盤まで持ち上がるシーンも多々あり、3バック中央が持ち上がるシーンも。その場合は3バック左右2枚が後ろに残っていてリスク管理。
こりゃ、そりゃぁサイド攻撃に厚みをもたらす。
ドイツのウイングバックはキミッヒとゴゼンスで、どちらも縦に突破を仕掛けるウインガータイプではない、それでもポルトガルに4発叩き込むなど(それも全てサイドからの攻撃)威力を十分に発揮。
フォーメーションは3-4-3と言えるかも…と冒頭ぜ書いたが、最前線の3枚も中央寄りにポジションを取る面子ばかりなんで、そりゃ攻撃の厚みがありますがな。
もちろん、そういうシステムなんでカウンターを受けるリスクはあり、実際この試合でもカウンターから先制点を奪われるんだが、視させていただいた限り、できうる限りの選手の位置どりと約束事は存在して、リスク管理はしている模様。
日本も大体どのチームも根幹的にサイドアタッカー不足で、日本で仕事している外国人指導者たちも(日本は)近年ウインガータイプが出てきた(それは一段進化の証左)という評価・分析もしているようだが、日本もこういう斬新なシステムを編み出してもよいんじゃないか、、、と頭をよぎったりもするわけです(笑)
それにしちゃぁ、個人能力で相手の攻撃を防ぎきれないんで無理無理…と反論されそうだが、まぁこうして新し気なシステムというか戦術がどんどんあ見せてもらえるっていうのは、いや~フットボールってイイっすなぁ。