1999年1月1日、天皇杯ファイナル、横浜フリューゲルスVS清水エスパルス。

NHK-BSで一昨日、ゴールデンウイーク真っ只中の朝8:00(!)から放送された試合。言うまでもなく横浜フリューゲルスのラストマッチ。
そのラストマッチへの経緯については過去のエントリーで何度となく触れているので、ここではあらためて書かないが、ひとこと言うなら、「親会社」なるものが撤退しても、クラブとして正しい展開なり継続(それが縮小であろうが)の仕方、仕様が存在するってこと。当時の日本には(フットボール界だけでなく社会そのものに)そういう知識も常識も経験もなかった。
現在、このような世界的社会経済状況の中で、Jリーグのクラブの経営危機をやたら強調する一部メディアがあったりするが、一般ピープルも含め、だから親会社がついてないと…云々みたいな方向になるのが心配、、、心配と言うか警戒したい感じ。日本人は知識や情報が少なく視野が狭いので、すぐ単純な方に流される。そもそも、親会社云々ってことじゃないんだよ。

ま、そこは置いといて、まず、この試合を何度視ても、実況の入りの部分からして目から汗が出そうになる。当時NHKの山本浩アナウンサーの実況だったりすると。
山本氏の中継最後の名セリフは今でも空(そら)で言えるしなぁ。
https://kohs-football.com/182/

試合の方だが、普通に清水エスパルスの方が上回っていると言わざるをえない。序盤からエスパルスが横浜フリューゲルスを圧倒といってもいいだろう。特に右サイド(フリューゲルスの左サイド)をこの日のスタメン2トップの一角の長谷川健太と右ウイングバックの安藤が何度もチャンスを作り出す。長谷川健太は元々(根源的に)右ウインガーだ。フリューゲルスは左ウイングバックが三浦淳宏で攻撃的に出たいんだが、それだけに防戦、対応がなかなかできない。
そうこうしてるうちに当然の結果として、右クロスからエスパルスが先制。その後もエスパルスに決定的なチャンスがあったんだか決め損ねだったり、ウーンその動きと判断力は違うだろう…ってな点もあって、前半は推移して行く。
前半の半ば過ぎから、エスパルスは中盤底の伊東輝悦も前線へ飛び出していくなど多彩な仕掛けを見せるようになるが、逆に右サイドの制圧度が低下、長谷川健太もなんだか中央に、そしてコンディションに懸念もあったが結構低い位置に居るようになったり(それで逆に伊東輝悦が前へ出てきたこともあるような気がする…)これはベンチのマネジメントだったんか、それはわからない。
中盤守備もエスパルスは激しいプレッシングというほどではないが、フリューゲルスの選手に対してトライアングルで囲む守備が実に機能していたんだが、段々とそれが無くなって行き、、、そんな前半ロスタイム、中央からの浮き球のパスを久保山がマークに付かれていながら実に見事な素晴らしい逆回転反転ターンで前を向いて同点ゴール。
多分、浮き球が半身で前を向いていた久保山の踵(かかと)あたりに落ち、そこから咄嗟の逆回転ターンではなかったか。これには代表クラスのエスパルスのディフェンダーも付いて行けず。偶然もあったろうが、偶然だけでゴールが生まれるんじゃない、、、なんか時折、フットボールに対してそう(偶然の産物が多い…)言ってたり思ってる風な向きも出てくるんだが、機転と閃き、臨機応変の対処、そして技術が集約されてのモノだろ…そう考えられんのかね(それを偶然としか感じられないってのはね…)、、、というこの同点ゴールでフリューゲルスは息を吹き返す。
後半、それまで大した働きをしてなかった永井秀樹(このシーズン初めにヴェルディ川崎からフリューゲルスへ完全移籍)が、前半の終わり頃にようやく縦にスペースへ走り込むようになってきた流れのまま、左サイドを縦に切り込み、グラウンダーのクロスを中央へ、、、吉田孝行はこれまた素晴らしい閃きでボールに寄りながらもタッチしないで流し、そのわずかな時間とスペースとコースを突いてゴール隅へ沈めてフリューゲルス逆転。
逆転されたエスパルスは特に反撃らしい反撃もできず、序盤の攻勢を取り戻せないままタイムアップ。横浜フリューゲルスが奇跡的な優勝を成し遂げた。

しかしフト思うんだが、私はこの試合をこれから何度見るんだろうな。。。
https://kohs-football.com/218/

でも、フリューゲルスの歴史云々は関係なくともイイ試合。そして実にいろいろな教材豊富な試合。フットボールの内容のことだけでなく、ね。

カテゴリー:サッカー・日本サッカー総合

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