ユーロ2024…ポルトガルのメンバーも実に豪華だなぁ、と。
2024.06.19
ポルトガルVSチェコの一戦。ポルトガルは一応クリスティアーノ・ロナウドとラファエル・レオンの2トップということ(基本形)なのかもしれないが、その2人がワイドに開いたりクリスティアーノ・ロナウドが頻繁に下りて来たりで、2列めのブルーノ・フェルナンデスとベルナルド・シウヴァが最前線に出て来たり、時には4トップの様相にもなるようなシステム(?) システムではないのかもしれないが。。。
それに対してチェコは、4バックのフォーメーションだが、臨機応変に6バックのラインを形成したり、中盤の最終ラインへの下がり方も、センターバックとサイドバックの間に下りたり、4バックがスライドしている場合は大外に下りたり、臨機応変。そういうのを見てるだけで実に興味深い。オートマチズムだなぁ。。。
そしてチェコは6バックになったからといって引きこもっているわけではなく、6枚のラインからブレイクして(?)前へ出てプレスをかけたりコースを切ったり、中盤も3枚(ないしは4枚になって6-4の形になってるシーンもあったが)が右往左往することなくポルトガルにパスを回されるものの、的確な守備対応を展開。圧倒的にボールを持たれるものの、決定的なピンチも無く前半をスコアレスで終了。
そうすると後半、60分過ぎ、右からのクロスが左スペースへ抜けたところ、カットインしてのクロスを中央で競って、そのこぼれを落とし、ペナルティエリア外からワンタッチでのカーブのかかったゴラッソがゴール左へ吸い込まれて、チェコが先制。
技術も高いし、こうしてしっかりゴールを奪い切る。
だがポルトガルは失点から5分程度で追いつく。ペナルティエリア右ポケットを取って、落としたボールをワンタッチでファーへクロス、大外に張っていたヌーノ・メンデスのヘッドはゴールキーパーがセーブしたが、そのボールが味方に当たってマウスに吸い込まれる不運な失点。チェコにとっては、まんまと先制したのに早すぎる痛い失点。
ポルトガルは終盤、クロスをクリスティアーノ・ロナウドがヘッドで合せ、ポストに阻まれたボールをジョタがプッシュしたがロナウドがオフサイドとの判定でノーゴール。
だがその直後に3枚替えしてアディショナルタイム、左サイドの突破からのクロスがディフェンダーに当たってこぼれたところ、(セルジオ・コンセイソンの息子)フランシスコ・コンセイソンがプッシュして遂に逆転。
チェコの善戦は一歩及ばす、ポルトガルが逆転勝利をおさめた。
だが、選手の技術、戦術眼、集中力、粘り強さ等々にベンチワークも含め、見所満載の試合。日本のチームには(ナショナルチームも含め)できない領域・クラスだなぁと。
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2023-24シーズン