120分激闘…遠藤航、フルタイム酷使も奮闘、カップ獲得に貢献。
2024.02.26
イングランド・リーグカップ(カラバオカップ)のファイナルはチェルシーとリヴァプールの間で行われ、スコアレスで延長戦に突入。118分にファン・ダイクのヘッドが決まり、リヴァプール優勝。
遠藤航は現地でも大いに賞賛される活躍で、また評価を上げるとともに(対戦相手に今シーズン前の移籍ウインドウで目玉だったカイセドが居ただけに余計に比較され…)ヨーロッパに移籍して初めてのタイトルを獲得した。
序盤から遠藤にギャラガーがマンマークのように付き、前半途中あたりからギャラガーが攻撃に出るようになるとカイセドが遠藤に付くようになったり、相当に遠藤をチェックしていたチェルシー。
前半の終わり頃からは遠藤を飛ばして、アンカー脇のスペースを速いパス回して使って来るようになり、そうなるとリヴァプールもマクアリスタが低めの位置に下りてサポート。
なかなかオツな攻防でありました。
遠藤はボールを付けられても前へ運ぶことができ、後ろ向きでボールが入っても反転して(ターンというより反転…)持ち出すし、そういう所を日本人選手は手本にする必要があるんではないか。あと、ルーズボールの空中のボールをヘッドでしっかり味方につなげるよね、ただヘッドで飛ばすんじゃなく。そういう所もだな。
リヴァプールもチェルシーも互いに決定機があるも決められず、後半、コーナーキックのこぼれを遠藤がワンタッチでボレーで叩いたが、イイ弾道だったが左ポストをそれて行ってしまう、、、中継カメラがスタンドのリヴァプールOBたち(ケニー・ダルグリッシュやイアン・ラッシュ??)を捉えたが、遠藤のシュートに一斉に腰を浮かした光景に胸の高鳴りを覚える(笑)
その後、リヴァプールが左フリーキックをファン・ダイクがヘッドで見事に沈めたが、遠藤がオフサイドポジションに居たということでオン・フィールドレビューの結果ノーゴールに。
あれ、オフサイドにするかねぇ、、、意図的にオフサイドラインから出ていて、敵味方がワァ~と出て行くのと入れ替わりに相手ディフェンダーを何気に封じるのって、これリヴァプールの決め事、遠藤の役割だろう。
ノーゴールとされた後、クロップ監督も苦笑いしておりましたね。
遠藤は後半途中からさすがに疲労感が見えるようになり、脚も痛めた模様で、それでも要所で仕事を果たす。
後半終了間際は立て続けにチェルシーにビッグチャンスが訪れたがゴールをこじ開けることはできず、延長戦に。
カイセドをボディコンタクトで何度か跳ね飛ばしたり、随所で無双ぶりも発揮。87分にアクアリスタを下げたが、遠藤はそのまま。アンカーは遠藤航、、、っていうことなんだな。
スタッツもデュエル勝利数やタックル数やリカバリー数にパス本数と、トップパフォーマンスと表してくれる現地も。リヴァプールの公式SNSも優先度高く遠藤航への賞賛を発信。
120分間、ファン・ダイクと遠藤がピッチ上の中心軸(センターライン)としてチームを支えて勝ち取ったカップ。
ま、あそこでヘッダーでカップ獲得のゴールを沈めるファン・ダイクには恐れ入るが、試合後、ファン・ダイクと遠藤が並んで写っている画にはジーンと来ましたぜ。
試合後、クロップ監督が遠藤航について契約延長云々を口にしていたらしいが、まぁそれは無いと思うが(既に移籍獲得時に4年契約を結んでいる、30歳の選手に…まぁ今それくらい手放すことのできない選手という意味の最上級の形容でしょ)来シーズン新監督がやって来てどんな風に扱われるのか、気が早いかもしれないが気にはなるところだな。。。