南野、チャンピオンズリーグ出場権確定までもう一息…
2024.05.05
チャンピオンズリーグ出場権内を争う直接対決を連勝し2位へ浮上したものの、前節はアウェイで逆転負けを喫してしまったモナコ。残り3試合、まだ予断を許さない状況。
今節はホームで最下位のクレルモンとの対戦。是が非でも勝点3ポイントを積み上げたいところ。
モナコは前節と同様、前線を2トップに。ただスターティングラインアップは前節からバログンをエンポロに替えて、ベン・イェデルとエンポロの2トップ。4-4-2のフォーメーションで南野は2列めの左、右はアクリウシュ。
キックオフ直後、クレルモンの方が前への推進力を見せる。クレルモンも最下位とはいえ勝点差はほとんど無く、まだ残留の可能性はある。モナコはなんかギクシャクしてビルドアップと中盤の構成が作れない印象。
だが16分。ペナルティアリア外でルーズボールを拾った南野が、ワンステップでゴール右上に曲がって落とすファインショットを沈めてモナコ先制。
見事なファインゴール、、、これで今シーズンは9ゴールめ。その後も惜しいシュートを幾つも放ち、クレルモンに一時同点に追いつかれるものの直後に勝ち越したエンポロのゴールは、ベン・イェデルの落としをリターンしてベン・イェデルのエンポロへの反転スルーパスからフィニッシュとなったもの。
左から中に入って来てのプレーがとても効果的かつ機能的。右のアクリウシュまで同じようなプレーをし始めたり。。。
なんだか日本代表チームでは左サイドに置くと機能しないと言われて久しいが、これを見ていてもそりゃ使い方というか機能させられない方が悪いのがよくわかる。南野をサイドアタッカー的に限定的な使い方をしようとするのは、根幹的に間違っておるだろうって。
南野は後半もチームを牽引する働きと言ってよいパフォーマンス。モナコの3点めは、後方から長いパスを南野に付けて、ベン・イェデルへダイヤゴナルのスルーパス、、、逆をとられたディフェンダーが辛くも足に当てたんでアシストは付かないが、ベン・イェデルがゴールキーパーのタイミングを巧みに外してゴール。
仕上げは試合終盤、再び後方からの長めのパスを受けてベン・イェデルのへのアシストでゴール。アディショナルタイム直前に交替。
モナコは序盤はやや不安な立ち上がりだったが結果的に4-1の快勝。今節でも2位キープ。
以前もエントリーしたが、モナコが2トップのフォーメーションにすると(ベン・イェデル、バログン、エンポリと前線のカードが3枚になるので)中盤の枚数が1つ減るわけで、その中でもスターティングラインアップで起用され好パフォーマンスでゴールもアシストも記録できたことは大きいのでは。
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前半には、自軍深い位置で相手の右サイドから中央への横パスをプレスバックしてカットした、素晴らしい守備面のファインプレーもあった。
残り2試合だが、3位と4位との勝点差は接近しており、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得には最低でも勝点3ポイント積み上げ、できれば4ポイント積み上げられれば確定だろう。
南野の今シーズンの活躍の成果として、チャンピオンズリーグ出場権獲得を果たして欲しいところですな。
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2023-24シーズン