チャンピオンズリーグ、セミファイナル2ndレグ…ポストとクロスバー4本、ドルトムントがファイナルへ。
2024.05.08
1stレグをホームで1-0で終え、パリへ乗り込んだドルトムント。パリ・サンジェルマンの攻撃力にどう対応するかという点が普通に焦点だったパリ・サンジェルマンVSドルトムントのセミファイナル2ndレグ。
PSGはエムバペを左サイドに置いてのスタート。私もこの方がベターと思っているんだが、ドルトムントのスペース、パスコースを消したなんとも華麗な(?)守備網にPSGは差し込むことができず、後半にブラントのコーナーキックからフンメルスの巧みなヘッドでドルトムントがアグリゲートスコアで2点アヘッドを奪う。
ドルトムントが4-1-4-1で構えた守備ブロックは、PSG側目線でピッチレベルで是非とも見たいと思わせるもので(一体どう見えていて差し込めんのかと…)走り過ぎもせずハイプレスでもなく、実に効率的・効果的で、まぁこれなんだよね、ハイレベル・ハイクラスの守備システムって。日本のチームでこのクラスへ行けるのはいつになることか。。。
それでいて、攻撃となると相手ゴール前へ4人も5人も攻め上がって行く。日本のチームだったら怖くて(そしてスタミナがもたなくて)そんなことできないだろう。それも無駄のないスタミナロスの無い守備システム故、だろう。
PSGも選手交替から(エムバペを中央に…)ドルトムントのゴールへ迫るようになるが、ポストへ2本嫌われ、クロスバーに2本嫌われ、クロスをゴール前でフリーでフィニッシュ、、、と思ったら合わせ損ねとか、遂に2戦続けてゴールマウスをこじ開けることができず、ドルトムントが2戦とも1-0の勝利でファイナル進出を果たした。
この試合で私が随所でオォーと思ったのはドルトムントのブラントのプレー。
後半、左タッチライン際で見せた見事な(そして速い)ターンや、プレスバックしてPSGの選手を身体で封じた(弾き飛ばしたとかではない…)シーンとか、思わず声が出て痺れましたね。
今夜はレアル・マドリードVSバイエルン・ミュンヘンの2ndレグ。バイエルンがファイナルへ進出すれば、11年ぶりのドルトムントとバイエルンによるファイナルとなる。今シーズンのファイナルの会場はウェンブリーだが、その11年前のファイナルもウェンブリーだったよね。