ベンチワークの能力不足露呈で完敗、クォーターファイナルでアジアカップ敗退。

イランとのクオーターファイナル。イランはFIFAランキングでもアジアトップを争う強豪国。前回アジアカップではセミファイナルで対戦して3-0で快勝してる相手だし、イランはメンバーもそんなに変わってなく、同じ中2日ではあるがイランは日本の後に試合を行ってPK戦まで行っているし(日程延期をAFCへ要請したとの噂も聞いたが…)日本もコンディションもフォームも良くないがなんとかなるか、と思っていたが、アディショナルタイムにPKを取られて敗退。
国際的にも各方面からも今大会優勝候補最有力と目されていた日本だが、残念ながらJリーグ発足後(1996年大会と並んで)最低の結果のベスト8敗退となった。
ぶっちゃけ、後半の戦いぶりは監督・コーチングスタッフがフリーズして(?)あまりに無策。失望させられたって言えばそうだが、ただそんなん前回大会のファイナルでカタールに敗れた時から何にも変わってないだけ、、、なんだけどな。

前半は日本もそんなに良いパフォーマンスでもなかったが、それでも左サイドから中盤の守田が上田絢世に当て、中央に走り込んで上田のポストプレーからゴール正面でフィニッシュして先制。
スポルティングで求められている「8番」のプレーを発揮した、守田の個人能力の賜物のゴール。

後半はイランが当然出て来ることが予想されたが、イランはやり方を変え、日本のセンターバック2枚に厳しくプレスに行き、後方からのロングボールを多用、さらに日本の右サイドの守備、、、サイドバックの毎熊と板倉の所を徹底的に突いて来た。
板倉は前半でイエローを貰っており、脚を痛めたらしいシーンもあり、日本の右サイドバックのエリアはグループステージでも弱点となっていたので(その時は毎熊ではなかったが)そのスカウティングもあったろう。
板倉はオフサイドでノーゴールとはなったが入れ替われたシーンがあり、同点ゴールのシーンもそうだったし、町田なり谷口なり渡辺剛なりと交替することは考えなかったのか???
ま、谷口については(おそらく)グループステージでのイラン戦でいわば見切りをつけており、渡辺剛についてはまだ使えるレベルにないと考えていたのか、町田については左利きなんで冨安とセンターバックの位置を左右入れ替えることを考慮したのか、とにかく謎だ。
そして結果的に板倉が痛恨のPKを与えてしまったわけで。。。

中盤にしても、遠藤航は既に4試合フルタイム出場しており、2021年のオリンピックの時と同じく遠藤を酷使して沈むんか、、、という声がネットでも多く見られたが、まったくそのとおり。
旗手が前の試合で前半で痛んでリタイヤしてしまって、中盤のこの位置ができる選手層が薄い。そのことはメンバー発表の時から明らかだったこと。
ここに堂安を使ったりすることもあるのかとも思っていたが、全然そんな気配も無し。

選手起用(選手交替)も相変わらずテンプレで、同ポジションに入れ替えるだけ。相手に応じてシステムを変えたり、選手の配置を変えたりすることもない。(そもそも、そういう思考能力な着眼力がない???)
イランの戦術変更を観れば4バックから3センターバック(5バック)にフォーメーション変更したってイイはずだが、試合後の森保監督のコメントは、5バックは守備的なケースなんだそうだ…(苦笑)そりゃ随分遅れてませんかね。
5バックにして、中盤3枚にして5-3-2でカウンターを狙うとか、そういうのも無いんだろうな。
左サイドでスターティングラインアップに加えた前田大然は、課せられたタスクをよくやっていたと思うが、テンプレのように65分過ぎに前田大然に替えて三笘を入れても(同時に久保建英に替えて南野を投入)三笘にボールが付けられないし、日本の右サイドは堂安が守備に追われて攻撃的に機能することができず、イランは三笘の居るサイドを複数枚で封じるだけで良く、これではまんまとイランの日本対策のまんま、、、じゃないっすか。

もっといろいろ提示して欲しい、、、と試合後に守田がこぼしたようだが、言いたいことは凄くわかる。ビルドアップの法則というか決まり事すら、相変わらず森保監督には無いんだからな。そのことがこの試合でも露呈。
そしてそれって、もう前回のアジアカップの時から言われてきたことだぞ。
改善できないんだよ。選手が話しあって、、、って、そういうのがモテハヤサレタ時期もあったかもしれないが、それって自分では構築できないってことを吐露してるわけだしな。

そして、ワールドカップ後にコーチングスタッフに加わった名波コーチが攻撃面のデザインをしているような話だったが、今大会は一体どういう攻撃をデザインしていたんだ???
どの対戦相手も日本対策をしっかりやっていたことは明白ではあるものの、だからと言って、どういう攻撃がしたかったんだ?? サイドから崩す形か??? そこまで行く前にどういう繋ぎやビルドアップをするのか、単独突破(個人能力)に依拠していただけ…なんじゃないのかね。

ま、いずれにしても、ずっとずっと前から(そうだなぁ、2002年のワールドカップ直後からかな…)感じているんだが、ちょっと好結果が出ると、JFA(日本サッカー協会)はすぐ慢心するというか驕ってしまうというか、自己過大評価してしまうと思うんだな。
今大会でもそれが見え隠れしていたと思われる。
ワールドカップの舞台でのガチ勝負でドイツとスペインを倒した…テストマッチでドイツに招かれてガチで挑まれて大勝した…10連勝中だ…その驕りが今大会の選手選考に驕りとして表れてなかったか。
まるで育成を意図したかのような選手選考…いや、育成も極めて重大なことではあるが、メンバー構成において理に叶ってなかろう。
ヨーロッパでプレーしている選手はケガ上がりの選手が非常に多いのに(旗手だって板倉だって数ヶ月離脱してのぶっつけ本番だった…)過重にプレーさせてしまう。
普通に考えるなら、旗手も板倉も無理させず(三笘だってそうだ)他の選手を呼べばイイじゃないか。

コーチングスタッフの能力、そしてJFA(日本サッカー協会)の驕りが予想外の早期敗退の最大要因と思いますね。
そして敗戦後すぐにJFA会長が森保監督の継続を(監督交替はまったく考えない、と)口にしたり、、、ってこともね。
じゃ替わりは居るのかとか、そういう話じゃない。徹底的に無策ぶりを公に分析・公開した上で監督継続にせよ交替にせよ、議論すべきだ。
すぐ3月にワールドカップ・アジア予選が迫っているからとか、そういうことをいつまでも言ってちゃ(やってちゃ)ダメなんだよ。

この件、もうちょっと続けると思います。。。

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