初の国立競技場開催でのJ2戦。
2023.07.10
昨日はFC町田ゼルビアVS東京ヴェルディの一戦(「東京クラシック」と銘打たれた)が国立競技場で行われ、これがJ2の試合の初・国立競技場開催。
アテンダンスは3万8000超と発表され、一部の(悪意ある旧メディア)では集客に苦戦と報じられていたり、直近では3万超え予想も報じられたりしていたが、見事に格好の付くスタンドになった。小田急の貸切ロマンスカーも運行されたしな。
もちろん、Jリーグとしてこの試合の無料チケットプレゼントも実施していたし、クラブオーナー関係社関連の招待も相当あっただろうから、純粋な観客はどこまでか…って点はあるけどね。
J2ではこの観客数は16番めの数字(16位)らしい。意外に思う向きもおありかもね。アルビレックス新潟が2001年竣工の新潟スタジアムで2003年にかけて4万台を何度も記録しているおり(1~12位および14位・15位がアルビレックス新潟のホーム戦)13位は2011年のコンサドーレ札幌が3万9000超えというのを記録している。
16位以降も3万台のアテンドがズラッと続いており、というわけで、J2だって凄いんだよ(笑)
試合内容の方だが、前半に町田ゼルビアが「らしい」戦いぶりでカウンターで2ゴール奪ったが、後半に試合のペースを握り返した東京ヴェルディが(それでもなかなか町田ゼルビアの固い守備をこじ開けられなかったが)終盤にサイドから攻略して同点に追いついて見せドローに持ち込み、白熱した展開となった。
試合立ち上がり早々に町田ゼルビアが「まんまと」先制ゴールを奪い、その後はテクニックの高い選手の揃っているヴェルディがボールを持つものの、町田ゼルビアの激しいプレスと運動量とフィジカルコンタクトで決定的な崩しは作れず、そうこうしていると前半終了間際に(またプレスからボールスティールされて)速攻を仕掛けられて追加点と、前半は町田ゼルビアのペース。
まるで○○サッカーのフィジカルでゴリゴリ・ガツガツ来るチームとテクニック重視のチームとの戦いの様を見てるようで、こういうのを(こういう相手を)押し込むだけじゃなく交わして制して倒してこそのテクニックなんだけどな…というような印象ではありました。
ただ後半立ち上がりから、ヴェルディが幅を取った攻撃を仕掛け、それに対して町田ゼルビアは後手に回ったと思ったのか、早い時間帯で3バック(5バック)に移行したように見えたんだが、これがむしろ逆効果だったかもしれない。
ま、スタジアムに詰めかけた観客には、ドローではあったが楽しめる一戦だったんじゃないだろうか。
試合後、ヴェルディの城福監督が、サッカーで上回ろうと思った…みたいなことをコメントしていたようだが、ウン、ま、言いたいことはわかる(笑) 気持ちもよくわかる(笑笑)
なお、この試合は当初は国立競技場開催で予定されていたものではなく、初の国立競技場開催でのJ2戦は今週末7月16日(日曜日)の清水エスパルスVSジェフ千葉のはずだった。この試合は5月になって予定変更されて国立競技場開催となったもの。
エスパルスは昨年も(昨年はJ1だったが)国立競技場開催を行っており(清水エスパルスVS横浜F・マリノスで5万6000超を集客)今回はJ2戦でどれくらい観客を集めるだろうか。
なお、この試合ではアウェイチームだったヴェルディも、これくらい集客できるんなら、普段の味の素スタジアムのホーム戦にもっと集めんかい、、、とは思いましたね。
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