確かにアウトのパスやシュートが増えてきておりますよね。

2020.12.29

今日行われた皇后杯のファイナルを見ていても。アウトでのキックが増えてきてからだよ…などと長年言ってただけに、結構なこと。

皇后杯のファイナルは、皆さんおっしゃるとおり終盤ゴールの応酬となって面白い試合だったし、なかなかいい試合だったかと。凄くいい試合かどうかは、うーん、ちょっと異論があるところだが。
浦和レッズレディースが、リーグ戦のようにゾーンをしっかり保ってという内容でなかったのが惜しいし、2点のビハインドから追いついたにもかかわらず、2度も同点に追いついた直後に勝ち越しゴールを許すあたりは日本のフットボールらしいというか、大きな課題の部分だし、その失点でもボールフォルダーに対してスライディングが早すぎて…なんていう点や、守備のスプリントが足りなさすぎる点など、女子において現状の足りない点が露わになった部分もあった。
ま、猶本のアウトで繰り出したスルーパスに安藤梢が（今年リーグでも何度か見せている）ゴール左からの左足でのギリギリ対角線フィニッシュは見事だったし、いろいろ見どころは多かった。
なでしこ（フル代表）で新世代の存在となっている層よりさらに下の層の技術とテクニック、クオリティは、既に代表における新世代を凌駕しており、そういう充実した選手層になっているのに何故に代表チームは振るわないのか、、、といった点も、もっと考察に値するべきポイントだよなぁ。男子も女子も。
フィニッシュだって、そういう選手たちにフィニッシュさせるような戦い方をしたらどうなんだろうな。男子の昔のフル代表が明らかに中盤がフィニッシャーの戦い方だった（?）ように…今でもそのまんまだと言えば、まぁそうなんだが。