オリンピック初戦、望外の5-0大勝。
2024.07.25
南米予選を1位で突破したパラグアイとの初戦。試合前、オッズは何故か日本優位で、マジっすかと思ったが、キックオフからパラグアイのガタイのいいフィジカルごり押しでオイオイ大丈夫かと思ったが、先週のフランスとのテストマッチをこなしたのが大きかったこともあるのか、ピッチ上では慌てることなく対応。日本も良いテンポでパスが回り始め、特にパラグアイのサイドバックの裏を突いてサイド起点を意識していることが伺えたが、パラグアイはガッチリと2枚のセンターバックが構えており、それを攻略しないことには…と思いつつ、やや停滞しかけたかと思われた19分、左サイドの斉藤光毅にボールが入ったところ、サイドバックの大畑がオーバーラップ、、、ゴールライン際からのグラウンダーの折り返しが三戸へ、ワントラップから(ややトラップが大きくなったが)パラグアイのセンターバックを細谷がガッチリ巧みにブロック、三戸はフリーでニアにフィニッシュを突き刺して先制。
がっぷり組み合った状況での先制ゴールは見事。
その約5分後、平河がアフターで足裏で踏まれ(だがレフェリーはファウルの笛は吹かず…)VAR介入からオンフィールドレビューにより一発レッド。数的優位に立つ。だが平河は交替を余儀なくされ、軽傷であれば良いんだが。。。
前半はそのままペースが落ちた感じで終了。
後半、当然パラグアイは1人少なくとも同点を狙って前へ圧力をかけて来て、センターバックの高井と右サイドバックの関根がイエローを貰ってしまう。
だが日本はパラグアイの中盤プレスがほとんど無いものだから藤田譲瑠チマが楽にボールを持て、中盤3枚のパス回しも比較的容易にできたのが幸い。
ペナルティエリア内左でボールを受けた斉藤光毅が縦へ持ち込み、得意のゴールライン際をなぞるようなドリブリングから正確なクロス、、、これをフリーの三戸がダイビングヘッドで叩き込んで大きな追加点。
さらに平河に替わって右ウイングに入っていた佐藤恵允のマイナスのグラウンダーのクロスを斉藤光毅が流して山本理仁がグラウンダーのミドルシュートを沈めて3点め。
その後、3人交替した日本、荒木のフリーキックを、藤尾が中央でヘッドで合せて4点め。
さらにさらに、ショートカウンターから細谷がスルーパス、、、藤尾が抜け出してゴールキーパーとの1対1をキッチリ沈めて5点め。
予想もしなかった5-0でパラグアイを下すという、言うことないスタートとなった。
ま、クリーンシートで終えたわけだが、やられたというシーンも1つ2つあり、それより最終ラインでのボールキープ、持ち出しから寄せられてイエローを貰ったり(予想どおり、高井は毎試合イエローカードを貰うと想定しておいた方がイイような…)厳しい状況の味方に付けてピンチになりかけたり、一番いけないシーンだったのは、後ろ向きにボールを持ったサイドバックが周囲の状況をまるで考えていないようなゴールキーパーへの斜めのバックパスを送ったシーン、、、案の定カットされて、失点もののピンチになるところ、ゴールキーパーの小久保玲央ブライアンが冷静に対処してコーナーキックに逃れたが、ああいうのは絶対ダメだろう。Jリーグの試合じゃないんで。。。
ただま、西尾を途中出場させて(3バックにするつもりかと一瞬思ったが)4バックのままで左サイドバックで試運転するなど(右から関根、木村、高井、西尾の4バック)お試しもできたマネジメントであったと思われ。
終盤、狭い密集したエリアを見事なドリブリングで突破して会場をオォ~と言わせた藤田譲瑠チマが(前回大会での遠藤航のように)酷使にならないか心配されるが。。。
この後に行われたマリVSイスラエルは1-1のドロー。どちらか一方が勝点3を積むことはなく、まぁ好ましい結果ではないかと。
とはいえ、日本はこの試合では(これまで決め損ない多発だった)フィニッシュが次々に決まり、ちょっと出来すぎと考えるべき。
中2日で迎えるマリ戦(今年3月に日本で行ったテストマッチで1-3で完敗した相手)に臨みたいところ。