チャンピオンズリーグ、ラウンド16の2ndレグ…鎌田は終盤10分間強のプレーに終わる。
2024.03.07
バイエルン・ミュンヘンVSラツィオのチャンピオンズリーグ、ラウンド16。ラツィオのホームで行われた1stレグは1-0でラツィオが先勝。バイエルンはこの試合、なんとペナルティエリア内でのシュートが1本もなかったとか。
だがバイエルンのホームで行われた2ndレグは、バイエルンがポゼッションフットボールに長いパスやペナルティアリア内へのスピードに乗った侵入を織り交ぜ、ラツィオに前半2度ほど危ういシーンを作られたものの慌てることなく、アグリゲートスコアでタイに持ち込むまでに時間を要したものの焦る風もなく、前半の38分にポケットを取ってからの斜め後方への折り返し、左サイドから中央へ入って来ていた左サイドバックのラファエロ・ゲレイロがフィニッシュ、、、それをケインがダイビングヘッドでマウスに沈めて追いつく。
さらに前半アディショナルタイム、左コーナーキックがファーに流れたボールをデ・リフトが御手本のようなダイレクトボレーで叩き、ミュラーがコースを変えて逆転。
後半も、サネが右からカットインして放った強烈なシュートがこぼれたところをケインが詰めて追加点。
今シーズンはゴタゴタしているバイエルンだが、この一戦においてはさすがのパフォーマンス。ポゼッションもパスが速くプレスをかいくぐり、かと思えばワイドに広げ、ポケットを取り、さらにはドリブリングも織り交ぜ、ラツィオの守備を無効化。
Jリーグのクラブも距離感とかばっかり言ってショートパス(近い味方に付ける)ばかりじゃなく、これくらいの多彩度を織り交ぜるポゼッションフットボールをやってえくれないとなぁ。
鎌田は最後の交替カードで79分あたりでピッチへ。だが、最前線のインモービレも下げてしまっているラツィオは反撃へのパワーが無く、バイエルンのボール回しに時間が進められるばかり。鎌田もピッチへ入って5分間以上もボールに触らず走り回っているという。。。
あれはハブられてるんじゃない、普通にラツィオの状況的なものだろう。
鎌田がようやくボールを受けたのは、下りて来て、、、ビルドアップしようか的な動きを取り始めてから。その後も下りて来て配給するプレーにほぼ終始し、存在感を示すことはできず。。。
鎌田のチャンピオンズリーグはここで終了してしまった。
バイエルンは今シーズンここまで快進撃を続けるレヴァークーゼンに現在勝点10ポイント差を付けられており、このまま2011-12年シーズン以来のチャンピオン陥落となる可能性があるが(その時は、香川も大活躍したユルゲン・クロップ監督が率いたドルトムントが2連覇)そのレヴァークーゼン監督のシャビ・アロンソを招聘しようと動いているようだ。
シャビ・アロンソが来シーズンはレヴァークーゼンには居ないことは間違いないと思うが、なんだ、リヴァプールじゃなかったのか???