J1からJ3まで参加となったルヴァンカップ、本日開幕。
2024.03.06
「Jリーグカップ」なのにJ1クラブ(およびごく一部のJ2クラブ)だけで長らく行われ来たカップ戦(ルヴァンカップ)が今シーズンからJ3まで全60クラブ参加の大会に。それって画期的でも何でもなく、ごく当たり前のこと。これまでがおかしかったわけで。
そして本日は「1stラウンド」の「1回戦」9試合が行われる。
「1stラウンド」の「1回戦」は残り8試合あり、来週13日に行われる。
つまり「1stラウンド」の「1回戦」全17試合を2日に分けて実施すると。
しかし、この春先の寒い中、ウイークデイの夜に実施するってどうよ、、、て普通に思われるんだが。しかも「1stラウンド」の「1回戦」はJ2同士、J2とJ3の対戦、J3同士ばかりで、集客は全く期待できない。こんなんで大会スポンサーは了解してんのかね。不思議で仕方ない。
どういう考え方でこういうスケジュールにしているのか、Jリーグ担当者に聞きたいものだ。
本日はACL(クォーターファイナル)もあり、その日程と合わせているのかもしれないが、合わせる必要もなかろうって。
そして「1stラウンド」は2回戦、3回戦とあり、これを「1stラウンド」と称しているのに何か奇妙。もうちょっとわかりやすく考えられなかったのかね。
「1stラウンド」の次は「プレーオフラウンド」というホーム&アウェイがあり、その次が(ACLでノックアウトステージに出場した3クラブ)も加わって8クラブによる「プライムラウンド」と。そこからようやく普通にわかりやすいトーナメント表になる。
そこまでは(特に「1stラウンド」は)10ものグループ(?)に分けて、その中で3回戦までのヤマガタになってはいるもので、それではトーナメント制の大会とは言い難い。そもそも10ものグループって多すぎ。
とにかくわかりにくいよ。目を引かない。まーとにかく、もうちょっと何かしないと、大会スポンサーに逆に申し訳ない。
その一方で「3大タイトルの一つ」なんて相変わらず毎度アナウンスして、最も価値の低いカップ戦なのに世間に妙な誤解を与え続けている。
やってることが矛盾してないか。
それとACL3クラブが「プライムラウンド」(実際ベスト8)から出場というのも、もう止めたらどうか。普通に大会序盤から戦えばよい。国際的にはそうしている。ハードスケジュールでレギュラークラスをプレーさせられないなら、それでイイじゃないか。出場機会の少ない選手たちで戦えば。それで敗退しても仕方ないだろうって。
また、そうしてターンオーバーなりすることによって、戦力の底上げとか実戦経験の機会になるんじゃないのか。日本はベストメンバー云々(ベストメンバーで戦わないとスポンサー様に失礼…)という発想に縛られて、実戦機会の提供ができない文化になってしまっている。そういうのはもはや古臭いし、そういうことだから、いつまで経っても移籍金ビジネスができない。スポンサー様にもわかっていただけるようにロジックの構築もできない。
それらがひいては日本のフットボールの進化や、社会一般へのフットボール文化なり国際常識への理解の浸透・深化を妨げてしまっている面がある、、、ってことにもならないか。