女子ワールドカップ、イングランド冷や汗もののクオーターファイナル進出。
2023.08.08
日本が居るトーナメントの山はアメリカも居たしスウェーデンにオランダにスペインと居て、向こうの山はイングランドとフランスで決まりじゃねぇか…という声が多かったのがぶっちゃけ。
昨日はそのイングランドとナイジェリアが対戦。
キックオフ直後こそ、ナイジェリアはボールの取りどころも見いだせない感じで、ちょっと手が出ないか…大体このまんま推移するんかね…とも思っていたが、段々とナイジェリアが身体能力を発揮。ボールの奪い合いでも引けをとらず、デュエルでも行けるし、運動量の持続性も高く、キックオフから15分ほどで惜しいシュートが2本。クロスバーを叩いたシュートには思わず声が出ましたがな。。。
もちろん細かい部分で技術の粗やミスはあり、ゴール正面で処理ミスして(イングランドのアタッカーへ恰好のアシストの形になってしまって)ペナルティエリア外から強烈にシュートを打たれてしまったシーンもあったが、これをナイジェリアのゴールキーパーがファインセーブ、、、というかキャッチしてしまうと。。。
ただそれでもヒョいッとキックすると結構な弾道を飛ばせるし、何気にキックの種類も持っていたりする。
後半もナイジェリアは落ちず、そうこうしていると終盤、ローレン・ジェームズがナイジェリアの選手にストンピングしてしまって、これは一発レッド。
SNSでゲーリー・リネカーがすかさず、ベッカムのような愚かな行為で10人になってしまった(1998年のフランス・ワールドカップでのシメオネへの報復行為で一発レッドの件ね…)と発信。ベッカムはとんだとばっちり(汗)
ナイジェリアもさすがに90分間の最終盤を落ちてきたが、延長戦でも優位に進めるものの(結局シュート数はイングランドを大きく上回る20本を放ったが)何度かあった決定的なチャンスを決められず、スコアレスでPK戦へ。
ま、PK戦となれば場数の問題でイングランド有利と思われたが、いきなり先行のイングランドの1人めがマウスを外してしまい、オイオイと盛り上がったんだが、ナイジェリアの1人めも全く同じように失敗。
その後はナイジェリアが立て続けに失敗するなど、優位にPK戦を運んだイングランドが冷や冷やモノのクオーターファイナル進出となった。
ナイジェリアにはまだ戦術とかシステムと言えるようなものはあまり見えないが、肝心なところでの技術的な課題はあるものの、労を惜しまず動くし戦うし、そして展開をするし、この感じで経験と積み上げをしていけば、なかなか手ごわいことになるんじゃないか。
出場国数が増えたこともあるだろうが、今大会は女子フットボール新興勢力の躍進が目立つ大会として記憶されるだろうな。
カテゴリー:2023ナショナルチーム(日本代表), ワールドカップ総合, 女子サッカー