なでしこ、女子ワールドカップを控えたヨーロッパ遠征。
2023.04.11
4月7日深夜(日本時間では8日)に行われたポルトガルとのテストマッチは、先制されたものの前半のうちに追いつき、後半に逆転ゴールを奪って2-1の勝利。
ポルトガルは今回が女子ワールドカップ初出場ということで、序盤から出足よいパフォーマンスで、久しぶりに集まった日本チームがペースに乗れないこともあって、全体的にポルトガルのターンで進行。
そしてロングフィードから縦に速いパス交換から、アッサリ先制を許してしまう。
ま、大した攻撃とは思わないが、日本の軽量の中盤センター2枚とセンターバックのモッサリ感では、さもありなんという失点。
だが、前半のうちに、左サイドでテンポをアップさせてからの突破で田中美南が折り返し、中盤から長谷川が飛び込んできて合わせて同点に追いつく。
後半はポルトガルのペースが落ちて、日本は結構楽にプレー。
後方からの長谷川のフィードに、今度は田中美南が抜け出して逆転ゴール。
このまま2-1でタイムアップとなり、日本チームにとっては久しぶりのヨーロッパ相手の勝ち星で、よかったんじゃないか。
長谷川を中盤センターに置くのはマンチェスター・シティのパクリ。だが、その脇にディフェンス強度およびフィルター機能を有する選手を配さないことには、スカスカだろうって。
長谷川の効果的な攻撃力はこのチームの柱なんで、どうしても使わざるをえないんだけどな。
ま、攻撃面では藤野と浜野というU-20コンビをどう効果的に生かすか、、、ってところだな。技術的・テクニック的にはフル代表でも十分やれるので、まだ対戦国のスカウティングも十分でなかろうし、切り札カードとなるだろう。また、そういう風に使えないんじゃ、チームマネジメントが〇〇ってことになるんじゃないか。
そして最終ラインはこの日も3バックで、熊谷を休ませてトライしたんだが、う~ん、、、全然何も構築できてない。
ここに熊谷が入ってら多少マシにはなるんだろうが、3バックと軽量中盤センターでは、強豪相手には複数失点は避けられんだろうな。
ま、女子ワールドカップのグループリーグは既に決まっており、グループステージで敗退する可能性はほとんど無いと思われ、その点は楽というか助かるというか。
今回のヨーロッパ遠征はもう1試合、今夜デンマークと対戦する。
日本時間では日付が変わって深夜1:00AM(25:00)からNHK-BSでライブ放送。