ACL…Round 16。
2020.12.08
一昨日と昨日で Round 16 が終了。横浜F・マリノス、FC東京、ヴィッセル神戸の3クラブともグループステージを突破していたものの、次のクオーターファイナルへ駒を進めたのはヴィッセル神戸だけ、という結果となった。
クオーターファイナルのドローは本日行われる。
※追記。
ヴィッセル神戸のクオーターファイナルの対戦相手は水原(スフォン)と決定。
今大会同グループだったんで、これで3度めの対戦となる。
クオーターファイナルは10日。ヴィッセルの試合は日本時間23:00キックオフかな。
まずFC東京だが、ディエゴ・オリベイラが離脱していては明らかに攻撃の火力が足らない。そうでなくてもブラジル人アタッカー頼みのFC東京は、レオナルドの一発に頼るのみ、、、という体では、ゴールを奪えても1つだけだったろう。
失点シーンも、何度も上海申花のアランがFC東京の最終ラインに駆け引きしながら、ステップバックしてフィニッシュを狙っているのに(それまで2度ほどのチャンスはアランがシュートをマウスにおさめられず…)3度めは最初からFC東京の最終ラインとの間にスペースを取っていたのにフリーにしてしまい、まんまとゴールを許してしまう。
ま、アランの後ろにもう1人来ていたこともあったのかもしれないが、それに引っ張られたとも思えない。明らかにFC東京の最終ラインの力不足。それはゴール右を縦に何度も行かせてしまう点も同じ。アランのフィニッシュは全てそこからなんだから、FC東京の対応も不十分。
十分勝てた相手だったが、FC東京の現在の状態からすると、これまでか。
横浜F・マリノスは序盤から圧倒的に攻め込むが、前半に奪えたゴールは1つだけ。少なくともあと2つは奪えた展開。サイドを縦に突破するマリノスの攻撃が何度も威力を発揮したのに、いかにももったいない。マリノスもブラジル人アタッカー頼みではあるが、そのブラジル人アタッカーが何度もゴールを決め損なってしまった前半。
後半になると水原三星がサイドに選手を置いて、マリノスのサイド攻撃に蓋をする形に。それだけが功を奏したわけではなかろうが、後半のマリノスは精彩を欠くと、後半始まって10分少々で水原がゴラッソで同点に。
そのまま時計は進むが、終盤に水原が2ゴールを奪って逆転。今回のACLでは蔚山(ウルサン)とともに有力と思われたマリノスは、意外なことにここで大会を去ることとなった。
前半の数々の決め損ないは大きいが、後半の相手のとってきた対策にあまりに無策というか、対応力不足というか、まぁ日本のチームにありがちなパターンとなったかな。。。
しかしま、今回は変則開催の上、中国と韓国のクラブは数年前までと比べて明らかに落ちているので、日本のクラブにとっては大きなチャンスだったんだけどな。