ワケのわからんキャッチフレーズと、J2折り返し点での注目の一戦…
2016.07.05
U-23代表の各選手、全18人に対してまたワケのわからんキャッチフレーズみたいなものを付けて、紙上で発表してる某・旧メディアがあるが、お気楽なもんだねぇ。そういう視野、思考の狭さが、ドメスティックなものだけでホルホルしたり偽りの「世界」煽りで大衆をミスリードしたり、国際的に競争度の高い種目や分野への目線の成長を妨げてきたのにな。またそれに引っ張られる人が、相当減ってきたけれども(それにはインターネットが果たした役割が非常に大きいのは否定できない…)まだまだ多いんで。。。時々、私なんかでも絶望感を感じることがあったりする。大袈裟じゃないっすよ。
先週末の日曜日は、ファジアーノ岡山と清水エスパルスの注目の一戦。
今シーズンは例年の失速は無く、昇格争いに食い込んでいるファジアーノ岡山、一方は、J2に降格してまだ上位に行けてない清水エスパルスだが、選手個々の質ではどう考えたってエスパルスの方が上回っており、ファジアーノ岡山が果たして今シーズン最後にプレーオフ圏内に食い込めそうかどうかを占う一戦。
試合前の私の予想は、ズバリ、ドロー…でした。スコア的には、1-1のドローの可能性が最も高いかな、と。
んで、結果的には2-2のドロー。
予想が的中したことを言いたいんじゃなくて、エスパルスの攻撃力はさすがに無失点なり最少失点に抑えることは困難だったな、というところ。
それでも、後半に先制されながらも、交替出場で入った豊川の見事なゴール(中央で足元におさめて相手センターバックを右へ少し流れながらコースを作って叩き込んだファインゴール)と、豊川の右からのクロスを一旦は右足で空振ってフェイントとなった(?)次の瞬間に左足でファインショットを叩き込んだ伊藤大介のゴールで逆転と、実にいい戦いぶりのファジアーノ岡山。
これなら、プレーオフ圏内はこれまでになく現実味があるだろう。
が、この試合を見ても、まだまだ力の差があるのも事実。
もちろんエスパルスも引き下がることなく、終盤、これもなかなかいいゴールで追いついて2-2のドロー。
ファジアーノは、経験豊富な選手と、そうでない選手との差がまだあるし、経験豊富な選手たちも年齢的に厳しいのは否めないんで、その辺を補うベンチワークが重要になってくるんじゃないか。最後に追いつかれたゴールの場面でも、5バックの最終ラインを敷いているんだが、中央にゴチャゴチャ集まってしまっていて、ラインも低すぎる状態で、ファジアーノの最終ラインとの距離を意図的に(?)空けた位置からのエスパルスのアタッカーの飛び込みに対処できなかった。
中盤のプレスバックが十分でなかったというよりも、最終ラインのコントールなり戦術かな、と。
いずれにしても、非常に見応えのある一戦だったし、オリンピックに向かう矢島もそうだが、最終メンバーから漏れた豊川も1ゴール・1アシストの活躍で、J2であっても、やはり、こうしてチームの重要な役割、存在、中心として責任を担ってプレーすることの大切さをしみじみ感じる次第。
そういう環境こそが選手を成長させるのは明白。