なでしこ、日本時間昨夜スペインで行われたニュージーランドとのテストマッチ(第2戦)
2024.06.04
日本時間昨夜23:00より行われたテストマッチ。ニュージーランドとの第2戦。
先日の第1戦もこの第2戦もYouTube「JFA TV」でアーカイブ配信されております。
日本は第1戦と同じく3-4-3のフォーメーション。なんだ谷川をスターティングラインアップに入れないんかい、と普通に思ったが。。。
多分この第2戦の方がレギュラーメンバー的な感じなんだろう。「9番」の位置が(この試合のスタート)植木か田中美南か、というところはあるかもしれないが。
左ワイドは第1戦に続いて北川。遠藤純が離脱中だし、杉田はもう呼ぶつもりは無いらしいので、北川しか居ないわな。
左ウイングはこちらも第1戦に続いて宮澤。宮澤のパフォーマンスに疑問を呈する向きも多いと思うが(私もその1人)池田監督としてはなんとかコンディションとパフォーマンスが戻って欲しいんだろう。
だが、レギュラーメンバーのスターティングラインアップなのに、ニュージーランドにプレスというほどでもない寄せをして来られ、それだけでボールを前へ運ぶのにも一苦労。まるでJリーグのポゼッション型のチームがよく陥るパターンのよう。
そうこうしていると20分過ぎ、中央やや右から逆サイドへ振られ、右ワイドの清水と右ウイングの藤野の曖昧な位置取り、そして右センターバックの高橋の軽い守備対応であっさり抜かれ、中央の熊谷のカバーも遅れてニアをぶち抜くシュートを突き刺されてしまう。
おー、いいね、こういうビハインドの展開、、、と余裕かまして視てはいたが、非常に低パフォーマンスで前半終了。
後半、浜野と千葉を投入、「9番」の位置には藤野が入り、宮澤は左ワイドに。ふ~ん、宮澤をウイングバックででも起用するんだ。。。
中盤も長野に替えて谷川。
そうするとコーナーキック(ショートコーナー)から相手がクリアしたボールを浜野がワンタッチでゴール左隅へ見事に突き刺して同点。
さらに中盤でのクイックリスタートから長谷川が浮き球で裏に出したボールに浜野が抜け出し、ゴールキーパーとの1対1をフィニッシュして逆転。
こういう風にスペースがあれば浜野の技術は生きるよな。
さらに相手ゴールキーパーが味方に付けた浮き球を宮澤がヘッドで競って前へ送り、藤野がフィニッシュして追加点。
さらにさらに、宮澤に替わって入った守屋がセカンドボールをヘッドへ前へ送り、(その前には浮き球に抜け出してゴールキーパーとの1対1をマウスを外してしまった)千葉が今度は沈めて4-1。
ニュージーランドはガス欠なのか、日本が楽々とゴールを重ねてスコアだけ見れば4-1の圧勝でタイムアップとなった。
だが日本強し、とか思っちゃう人は試合を観てない人。こんな内容は相当不安視される。
オリンピック本大会のメンバーは18人なので、かなり削ることになる。宮澤は連れて行きたいらしいので、藤野と浜野は加えたいんだろうから(田中美南は鉄板だし…)そうすると植木か千葉のどちらかが外れることになると予想。そこで植木の方を選択するのが日本人だろうが、そうだと、な~んだって感じだ。千葉の方が植木より明らかにパフォーマンスなり能力が上とも言いづらいんだが。
中盤は長谷川と長野は鉄板なので、林か谷川のどちらかになる可能性があるが、2人とも選べばよいと思うんだが、この試合の谷川は(ケガ上がりということはあると思うが)イイ面も何度かあったが全体的には良いとは言えない(酷いプレーもあった)内容。もっとも谷川は中盤底より0.5列前が適性だと思うんだが、そういうプレーを与える考えは無さそうだ。それと終盤、長谷川に替えて古賀を中盤センターに入れたが、古賀は最終ラインが本職だが結構イイ内容だったと思われ、古賀は選ぶだろう、、、最終ラインでも起用できるし。そうすると谷川が微妙な立場になる。。。
ま、そんなところの最終選考だろうか。
最終ラインも(3バック=3センターバック)だとしても、中央の熊谷はもうかなり怪しい感じと思うけどな、、、他に全く試そうとしないしな。。。
今回のオリンピック本大会出場国がどれほどの仕上がりなりパフォーマンスかは始まってみないとわからないが、普通に厳しい戦いになると思われるんだが。
今後は7月13日(土曜日)に金沢の新スタジアムでガーナとの壮行試合が組まれており(フジテレビ地上波でライブ中継…7月なのにデイマッチ)26日(金曜日)のオリンピック初戦(スペイン戦)へ向かう。