前節ATに決勝ゴールでヒーローの南野、今節はPSGとの大一番。

前節、アウェイでのランス戦で(記録はオウンゴールとなったが)素晴らしく敏捷な動きでゴールライン際からのシュートでゴールを生み、さらにPK獲得という活躍に加え、仕上げは2-2の状況でのアディショナルタイム、右からドリブリングでカットインし、跨ぎフェイントを入れての左足豪快ショットを突き刺して3-2の勝利に貢献した南野…前節の言うことなしのヒーロー。
クラブの2月の月間MVPにも選ばられたそうだ。(得票率もぶっちぎりだったらしい…今シーズン2度めの選出)

モナコはすっかりベン・イェデルとバログンの2トップとなり、さらに4バックを敷くようになり、フォーメーションは4-4-2に。南野はランス戦でも中盤右に置かれたが、攻撃面でもリンクマンとしても守備面でも、中盤右(右サイドハーフ)で好パフォーマンス。
そして今節は、ホームでのパリ・サンジェルマン(PSG)との対戦という大一番。
モナコはこの試合も4-4-2のフォーメーションながら、南野は中盤左、右にはアクリウシュを起用、中盤センターはフォファナとともにここにゴロヴィンを配置。
南野は左かよ、ではあったのだが(日本代表チームでは左に入るとどうもパフォーマンスが良くはないことは皆さんご存じ…)まったくそんな印象を覆す好パフォーマンスを発揮。
そればかりか、まるでファンタジスタぶりを感じさせるようなプレーも随所に見せ、惜しいミドルシュートも放ちPSGのゴールに迫る。
特に、タッチライン近くで後ろ向きで足元にボールを受けた状況で、PSGの2人がサンドしてきたところヒールでボールを押し出してターンしてすり抜けたシーンは、地元映像でも(時間が経過した後も)何度かリプレイされる芸術的プレー。

南野を左に置いたのは、この試合でアクリウシュを起用してテクニカルなアタッキングを発揮させたかったことだとか、PSGの右サイドバックのハキミの攻撃参加に蓋をしたかったとか、いろいろあるだろう。
ヒュッター監督の采配は適切だったと言えるかもしれない。

PSGとの一戦はモナコにも何度も惜しいシーンがあり、だが60分過ぎからPSGが何度も決定的な場面を作ったが、その後はモナコも盛り返し、結局スコアレスドロー。
南野は、70分にアクリウシュがベン・セギルと交替すると右サイドへ移り(ベン・セギルが南野の居た位置へ)フルタイム奮闘。
味方も今(おそらくチームの中で最も)キレのあるプレーを見せている南野への信頼度は高いようで、とてもイイ状態のようだ。
モナコは現在3位をキープしており、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場圏内。南野としても、来シーズンのチャンピオンズリーグでのプレーをどうしても勝ち獲りたいところだろう。この調子でチームを牽引して行って欲しいところだ。

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