なでしこ、オリンピック出場権獲得。
2024.02.29
昨日18:30キックオフで国立競技場で行われた、パリ・オリンピックのアジア最終予選2ndレグ。試合前にはホームゴール裏のチケット販売数がアウェイ側を上回る数字に到達したことも発表され、スタンドは上層階は開放していなかったようだがアテンダンス2万超えと、まぁなんとか格好つけた形だろうか。
日本は4-3-3のフォーメーションではなく、昨年の女子ワールドカップの時の3-4-3(あるいは3-4-2-1)のフォーメーションを採用。それでもどう見ても1ゴール奪えるのが精々という印象で時間が推移したが、前半のうちに左サイドから北川が蹴ったフリーキックを、ゴール前スクランブルをファーに居た上野がヘッドで折り返して田中美南バックヘッドでゴールを狙い、クロスバーに跳ね返って落ちたところを高橋が押し込んでラッキーではあったが先制に成功。
後半、北朝鮮が当然前へ出て来るが失点を許さず、75分過ぎ、高い位置で藤野がルーズボールボールを拾って長野へ、長野が右サイドへスルーパス、清水が追いついて北朝鮮のセンターバック左のやや緩慢な応対を抜き去ってクロス、、、中央に入っていた清家へのクロスだったと思うが、長野へ落としてすぐに前線へ動き出していた藤野が飛び込んでヘッドで合わせてファインゴール。2-0に。
その後、相手ボールホルダーに対してコースを塞がない(遅れた)ものだから、ディフェンスラインの裏に出させてしまい、ダイヤゴナルに走り込んで来た選手に(付いていくのが遅れたが、そこを言うのはちょっと酷かと…そこじゃないだろう)ゴールキーパーの鼻先で浮かせる巧みなゴールを沈められて1点差に。
ただ、その後は北朝鮮もターボがさして上がらずタイムアップ。
大苦戦も予想された重圧のかかった大一番、見事な勝利でオリンピック出場権を獲得した。
だけど正直なところ低調な内容。試合後に監督が金メダル云々と言っていたが、到底ありえない。グループステージ突破が関の山…ではないか。
左サイドで遠藤も宮澤も、そして猶本もケガで不在。おそらくオリンピック本大会も間に合わないと思われ、この試合では左ウイングバックで起用された北川が何度か左足で高精度のキックを繰り出して貢献したが、守備面や対面する相手との状況でどうできるかはでは未知数だし。(この試合でもバックパス多めでリスク回避…)
あと、試合序盤のシーンだが、中盤から長谷川が速い浮き球でペナルティエリア近辺にポジションを取っていた長野にズバリ通したのだが、長野も巧みなトラップを決めたんだが、あそこで横に持ち出して外へパスですか、、、反転なりターンしてシュートだろう、、、ああいう部分に、イングランドでやってるとはいえ(…中盤底でのプレー)アタッキングは周囲の選手がやってくれるチームでプレーしてるんだな、という感じだ。
ま、勝つこと最優先の一戦であり、とにかく良かった。
次は、4月にカタールで行われるU-23アジアカップで男子のオリンピック出場権がかかる。さて、こちらがまた危ういぞ。Jリーグのクラブからの選出も人数制限あるし、ヨーロッパのクラブが出してくれるのかという課題もあるし。
そうそう、NHK地上波(総合)とDAZNと両方で視聴したが、NHK総合で(19時のニュースを飛ばして)やってくれるのか凄いなと思ったが、なんだよ、19:00からサブチャンネル送りか(その後再び総合で放送…)録画セットした人、大丈夫だってですかね。
で、サブチャンネルの画質はいつまでこう酷いんだろうな。まるでVHSビデオテープを見てるかのようだ。もっと画質上げられるだろうに。努力してくださいよ。
試合後のインタビュー、、、DAZNの中継ブースに居た岩清水さんがピッチに降りてインタビューした光景もNHKで流されたが(岩清水さんの姿は映らず声のみ)その前のNHKのアナウンサーのインタビュー(質問)より全然レベルが高いという。。。
ちゃんとサッカーの試合後のインタビューになっておる。NHKのアナウンサーの質問は話にならんレベル。お茶の間のレベルに合わせたつもりなんだろうが、ヌルくて甘くてむしろ視聴者をナメてんのかのレベル。
なお、岩清水さんインタビュー後に再度登場した当該NHKアナウンサーは、ちょとは気合入れ直したのか、プチマシにはなっていたが。(単に喋り口調が若干ピリッとした程度…)
アナウンサーということでは、実況したNHKのアナウンサーも同様。
今のTVが視聴者をどのように想定しているのか、とってもわかりやすいシロモノだった。
こうして視聴者をナメ切ってるから、今のTV業界の低落・沈降があるんじゃないのかね。ヌル~い、あま~い、気持ち悪いくらいのシロモノだったよ。とてもとてもスポーツ中継ではないわな。日本にはスポーツ中継・スポーツ実況がわかってない(そういう文化がいまだに醸成されも進化もしていない)ことがあらためて浮き彫りになった感じだ。