エンタメかよ…アジアカップ、日本のラウンド16対戦相手が決まるまでの昨夜の顛末。
2024.01.26
日本がグループステージを戦ったグループは、ラウンド16の対戦相手が昨夜で確定するとあって、当然こちらも大注目。対象となるグループはヨルダンと韓国が同勝点で並んでいてヨルダンが得失点差で1位、韓国が2位。だが韓国は既に敗退が確定済みのマレーシアとのグループステージ最終戦。ヨルダンはグループステージ突破の可能性を残すバーレーンとのグループステージ最終戦。ヨルダンには何やら危なっかしい気配漂う…韓国はマレーシアには普通に勝点3ポイントを得るのは明白で、後は何点差を付けるかというのが焦点…
と思われたんだが。。。
同時キックオフのこの2試合、前半、韓国がコーナーキックから先制、ヨルダンはバーレーンに先制を許して前半終了。
この段階で日本の対戦相手は韓国…
後半、早い時間帯になんと、マレーシアが前線のプレスで奪ったボールを難度の高い角度からアクロバチックに沈めて同点。さらにその10分後、ペナルティキックを獲得して逆転。
ただまだ残り時間はゆうに30分間あり、普通に韓国が追いつくだろうと思いつつ、とうとう残り10分に。
ここでフリーキックを獲得した韓国がゴールキーパーにさわられてクロスバーに阻まれたと思ったが、跳ね返ったボールがゴールキーパーの手に当たってゴールインして同点に。
アディショナルタイムに突入して、アディショナルタイムは12分(!)
ヨルダンとバーレーンは1-0まま推移。
アディショナルタイムに入ったところで、今度は韓国が微妙な判定でPK獲得。これを沈めて3-2と勝ち越し。
実は移動しながらチェックしていた私、ここで視聴を止めようと思ったんだが、、、気を取り直して(何か起こるかもしれない…と)視聴を続けるとアディショナルタイムも14分になろうかというところ、マレーシアがスルスルとゴールに迫ってナント、同点ゴールを決める。。。
なんとも想像・想定を遥かに超える展開で3-3のドローでタイムアップ。
結果、グループ1位はバーレーン、2位は韓国、ヨルダンは3位転落で、とはいえヨルダンもグループステージ突破。
マレーシアは最下位ながらも考えられないような奮闘・奮戦ぶりを見せた。ま、ACL(クラブのアジア・チャンピオンズリーグ)でもマレーシアのクラブが韓国のクラブを倒すことが近年何度もあり、もはや侮れない存在になって来ていることも印象付けられた。
そもそも戦術的な部分が世界的・国際的に浸透してきて、5-4-1もしくは5-3-2のブロックを敷き、最終ラインの前の4枚ないしは3枚の内、アンカー気味に1枚が構えるシステムが今大会を見てもかなり浸透。そして攻撃に転じる機と見るや果敢に前へ出て行ったり、ボールを持ち出す・運ぶ機動力のある選手も居たりで、アジアの中においても強国とみなされる国が戦力や経験に遅れを取っている国(ありていに言うと弱者)に手こずる傾向が顕著。
日本がイラクに敗戦を食らったのもそうだが(ドローは十分ありえることだが)韓国がマレーシアとドローなんて誰が予想しますか、ってところだ。
さて、日本のラウンド16の相手はバーレーンとなったが、バーレーンには苦労した印象が強い。近年は対戦が無いんだが、2000年代なり2010年頃にはなんか頻繁に顔を合わせてたよね。
相当しっかり準備して臨まないと、容易いことには全然ならんですよ。。
なお、ラウンド16を突破したら次(クオーターファイナル)はイランとの対戦濃厚、さらに突破したらセミファイナルは開催国のカタールとの対戦濃厚。
試合間隔も厳しいし、難儀な戦いが続く。