女子ワールドカップ、スペインVSスウェーデンはスペインがファイナル進出。
2023.08.16
日本が今大会で(グループステージ最終節だが)パーフェクトに撃破したスペインと、日本を封じ込んだスウェーデンとの対戦となったセミファイナル。
スコアレスで最終盤に入り、スペインが右から左への揺さぶりから、中央で落としたボールを見事なシュート技術でゴール隅(サイドネット)へ突き刺して先制。
ところが残り数分、スウェーデンは左サイドのクロスを落としてワンタッチのボレーでフィニッシュして同点に。
このまま延長戦かと思われたが、ペナルティエリア外からクロスバーを叩いてマウス内に落ちるゴールが決まり、スペインが劇的な勝利でファイナル進出となった。
スウェーデンは日本戦ではハードな移動もあっての一戦であったため序盤からハイスパートを仕掛けてきたとの評論が見られるわけだが、私的にはそれは全否定はしないけれども、そういう部分での差ではなかったと思っているところ。
このスペインVSスウェーデン、序盤からボールを保持するのはスペイン。
スウェーデンのフィジカルコンタクトに全く怯むことなく、いつものようにボールをキープする。スペインのフォーメーション(4-3-3)からするとスウェーデンに対して数的にも不利なのに、それを全く感じさせない内容。
スウェーデンというフィルターを通して、スペインとのこの差はどうして表れるのか検証した方がイイと思うんだな。
単に、日本はスペインに大勝した、、、スペインのフットボールとはタイプも似ているので戦いやすい、、、スウェーデンとはフィジカル的な差も含めて苦手な相手、、、スウェーデンは日本をよく研究してきていた、、、という次元での結論では、今後もあまり変わり映えしないんじゃないかなぁ。。。
ましてや、フィジカルコンタクトでバランスを崩さないように筋力を強化する、、、なんてことで集約してしまわないように。。。
筋力やフィジカルトレーニングの問題だけじゃ全然ないし、そういうことへの発想力や想像力や発想転換・思考転換が今後も出て来ないようではなぁ。。。