チャンピオンズリーグ、セミファイナル2ndレグ、マンチェスター・シティVSレアル・マドリード。

さてさてとうとうこの日がやって来ました、マンチェスター・シティVSレアル・マドリードの2ndレグ。
1stレグは1-1で終えており、文字どおりの決着戦。
レアルのゴールキーパー、クルトワはホームで1-1で終わったものの、(こういう状況は)ボクたちはかなり得意にしている、、、とコメントしていたが、まぁそう言っちゃえる実績があるよな…昨年のチャンピオンズリーグなんてね。
ミラクルのように引っくり返すのがレアルなんだから。。。

一方のシティはグアルディオラ監督が前日会見で、(自分たちの7年間の)レガシーは並外れているもの、、、とコメントしたらしく、いやいや高まる~ってとこっす。

キックオフ、、、シティがボールを支配。レアルはブロックを形成して防戦するが、これも戦略なのは間違いない。ただ1stレグとは違っていた点が幾つもあり、、、シティのセンターバックのストーンズの偽センターバックぶりが非常に際立つ。
レアルはシティの両ウイングに対して2枚で対処して来たように思うが、シティはどんどんライン間やスペースへの侵入が素早い。
そして、トランジションの速さ。速さなんてもんじゃない、レアルがボールを奪ってもハーフウェイラインを全然越えられないと。。。
20分経過あたりで、レアルのパス本数は信じられない数字に止まっていたり。

これでもレアルは我慢して一発沈めて見せる、っていう超絶芸当ができるチームだが、だけどさ、要となる中盤のモドリッチとクロースだって、1つ年齢を重ねているわけだしな。
ヴィニシウスに対してはシティのウォーカーが封じ込め、ハーランドのヘッド2発はクルトワがファインセーブでゴールを割らせなかったものの、さすがにシティがレアルのゴールをこじ開けるのは時間の問題…と思った矢先、ポッカリ空いたよ、ペナルティエリア内の右ポケットが、、、空けばシティの選手たちは見逃さない。。。ベルナルド・シルバにデ・フライネに加えてストーンズがあんな高さまで出てくるわ、ウォーカーまで絡むわ、、、で、まんまとハーフスペースでボールを受けたベルナルド・シルバが豪快に叩き込んで遂に23分に先制。

続いて、今度はレアルの左サイドバックのカマヴィンガが逆サイドまで守備に行ってしまい(ベルナルド・シルバは途中まで付いて行ってわざと****を促した???)グリーリッシュのパスからギュンドアンが放ったシュートの跳ね返りをベルナルド・シルバがヘッドで押し込んで追加点。

いやはや、このシティのパフォーマンスを教科書として、教材として、日本のフットボール関係者は何十回も見返した方がイイ。
ま、関係者だけでなくてメディアも含めて日本人は見返した方がイイ…って言い換えます。こういう次元と戦ってるんだよ、フットボールは、、、な。

後半に入るとレアルの守備ブロックが(私がよく用いる表現なんだが…)金魚の〇〇みたいに右往左往するなんて、アンタ、想像できますか?? 目に浮かべられます???
レアルはシティのボールホルダーに対して複数人で寄せる守備を基本にしていたようだが、それに対して慌てることもなく外しボールをさばくシティの選手たちの技量の高さ。。。
ファイナルスコアは4-0でシティの圧勝。
ま、レアルは個々の選手の能力や戦術眼頼みの戦い方なわけで(アンチェロッティ監督も「自主性」という言葉を使うようだが、その耳障りのよい言葉だけ使わないで欲しいんだよね、日本のフットボール関係者諸氏…)それをシティは完全に超越したというか、まさに圧巻、次元の異なるモノを見せていただいた感。

…というわけで、また何度も見直す一戦となりましたと。

チャンピオンズリーグのファイナルはご存じのとおり一発勝負。
インテル・ミラノには申し訳ないが、マンチェスター・シティの優勝は決まったようなもの…なんだが、ところがドッコイ、フットボールは何が起こるかわからんのですよ。
ましてや一発勝負。
ファイナルは日本時間6月11日(日曜日)4:00AMキックオフ。

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