オリンピックの時と同じ…吉田麻也と遠藤航を酷使して惨敗。ちょっと本気で対策されるとこんなもの。

昨夜のチュニジア戦。この日を前に上田綺世と中山雄大が離脱した日本のスタメンは、今回メンバーから森保監督がベストと思っているスタメンかと思ったが、ゴールキーパーにシュミット・ダニエルを起用したのに少々驚き。右サイドバックは長友、センターバックは板倉と吉田麻也、左サイドバックは伊藤洋輝。中盤はアンカーに遠藤航で、原口と鎌田。前線は伊東純也、浅野拓磨、南野。
なるほど、森保監督の頭の中でベストの選手と、最終テスト(?)とのチャンポン、、、って感じですか。
チュニジアは守備の非常に固い相手で、その相手に対して序盤で2度ほど南野が左サイドを縦に抜けてラストパス、、、というシーンがあり、あれ?? 南野は左サイドに入ってもシャドー的な動きでオッケっていうことかと思っていたんだが(私はOKじゃないぞ…)ウイング的なことも要求(?)してんだ…と思った次第。ま、三笘のプレーに触発された南野のチャレンジだったのかもしれないが、、、もっとも、そういうのは序盤だけ。
伊東純也が再三、右からクロスを入れるが、浅野拓磨がセンターでは当然シュートを打てるわけもなく。。。
それでも南野と鎌田の決定的なシーンでの空振りは、あれは到底いただけない。特に、伊東純也の右からのグラウンダーのクロスにゴールど正面で当て損なって前へ転がせない(しかも相手ゴールキーパーも振られているし…)鎌田は、まったく許容できんな。

後半、原口に替わって田中碧を投入。これはどういう意図だったのか??
原口も頑張っていて悪くはなかったかもしれないが(守田がやるようなプレーもあったが)やはりパスワークには物足らなさがあるし、言うなればインサイドハーフとしては旧式的であり、ブラジル戦に続いてスタメン→前半だけのプレー…ということに。
遠藤航のところで潰しに来られていたので、田中碧を入れてそこを軽減しようとしたのか。

後半10分あたり、左サイドで浮き球に対する伊藤洋輝の軽い守備から抜け出され、吉田麻也が(自らのプレーへの自信の無さの表れだろう…)慌てて後ろからスライディングで引っ掛けてしまいPK献上で失点。

ここまでは危ういシーンは作らせていなかったんだが、ここから守備の崩壊が始まる。
失点すぐに、浅野拓磨に替えて古橋、鎌田に替えて三笘を投入し、南野が中央へ移る。なんか、南野は左サイドじゃなくて中央だろう、、、という巷の声を聞いてたのか(苦笑)
三笘が再三縦に突破をしても、中央でのイマジネーションある動きが皆無なので単騎突入になるばかり。あるいは三笘が左サイドでボールを持っても、預けて傍観(?)的なたたずまいで、これでは三笘は活かせてないんだよ。

そうこうしてると、ロングボールでまた吉田麻也の背後を突かれ、ゴールキーパーのシュミット・ダニエルや板倉との連携も悪く易々と追加失点。
アディショナルタイムには、これまた吉田麻也の所から豪快に叩き込まれて無残な3失点め。
完敗。惨敗。
チュニジアの監督が試合後、日本に対する分析と対策をコメントしてくれているので、ありがたく拝聴することだろう。
どうしようもなく明白になったことは、相変わらず吉田麻也と遠藤航を酷使し、そのパフォーマンスが低下するとこういうことになるって点。それさぁ、、、1年間のオリンピックの時とまったく同じじゃんか。
だから、特に遠藤航が居ない戦いを試すんじゃなかったのか。守田が居なかったのはイタかったろうが、本番だってそういうこともあるだろ。
吉田麻也については、多くのそういう声があるが、もう固定のスタメンとして扱う方がどうかしている。今回は冨安が使えなかったが、冨安と板倉のセンターバックにするなり、冨安はサイドバックで起用するプランも当然あってよいし、であればセンターバックにさらに他の選手を考えるとか、、、もうそういうことだろ。
前線へのフィードだって、吉田麻也のボールは凡庸。オフサイドになったが、南野が、板倉からのボールに抜け出して頭越しに届いたボールを見事なトラップから左足で沈めたシーンなんて、南野のプレーよりも板倉のボールの質に嬉しくなったぞ。

試合終了直後に森保監督は、選手には責任はない…とコメントしたらしいが、じゃ誰に責任があるってか。
責任は自分だよね。そこまでは口にしないところにも、(いかにも日本人らしい)アザトサみたいなものを感じるなぁ。
本番前にこの現実を突きつけられてよかった、、、などと言うが、まぁそうかもしれないが、かといって森安監督とそのコーチングスタッフ(アシスタントコーチたち)に、ここからどう手を入れられるっていうんだ???

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