名古屋グランパス、盤石の勝利で川崎フロンターレとのゴールデンウイーク2連戦へ。
2021.04.23
昨夜1試合だけ開催されたJ1の名古屋グランパスVSガンバ大阪。グランパスとしては4月29日と5月4日に川崎フロンターレとの連戦が控えており、このガンバ戦で試合消化数がフロンターレと同じになるわけで、是が非でも勝点差を広げずにフロンターレ戦を迎えたいところ。
また、とにかく失点の少ないグランパスと攻撃力に疑問があるガンバとの対戦ということで、塩試合間違いない(苦笑)…という向きもおられたのも実際のところ。
ガンバはタレントは豊富なんだが、なんでこんなに攻撃が構築できないの?? なんで攻撃の形が見えないの??? という内容。中盤の構成力も低く、前線にブラジル人ストライカーを並べても、これじゃぁ確かにロクにシュートチャンスも作れないし、試合消化が大幅に遅れていてチームができてないとは言え、選手個々のコンディションも整っていないとは言え、これでは先が思いやられる印象。
グランパスはとにかく固い。ガンバもある意味同様だが、全体的に低い重心で守備重視であるのは一目瞭然。
ただグランパスは右にマテウス、左に相馬と、サイドアタッカーが居る点がガンバとの大きな違い。また、この両名がコンディションもよく、味方からボールを付けられるといい仕掛けを見せる。
またグランパスは、後方からサイドへのロングフィードとともに中盤底(中盤センター)の2枚にボールを付けてビルドアップすることが多いんだが、そこを狙われそうになるところ、米本と稲垣が中盤センターにドンを留まっているんではなくスペースで受けることが徹底されていて、そこでボールを奪い切ろうとしても、それを許さないのが見て取れた。
ただま、グランパスの守備は確かに機能しているんだが(驚異的な失点の少なさなんで機能していると言わざるをえないだろう…)戦術的なものであるとかシステム的な印象はあまり感じられず、個々のパフォーマンスが非常に高い、、、という印象。
その点はガンバにも同様のことが言えるんだが。
とはいえ、12試合でわずか3失点という固さを誇るグランパスの守備ではあるが、もっとJリーグの各クラブが攻略できなきゃイカンのではないか??
ガンバも、最前線のブラジル人アタッカーに合わせてよいんじゃないか(それくらいしか何か起きる感じがしなかったし…)と思ったが、グランパスの中央が固いと言うが、いいボールを供給するところまで行かないんだから、これじゃ可能性が見いだせない。
なにしろ中盤までパトリックが下りてきてリンクマン役を何度もやってたし。。。
昨年は(Jリーグ・フリーク諸氏が言う)サンドバック状態ながら何故か勝点を積み上げてリーグ2位でフィニッシュしたガンバだが(そもそもそれも謎ではあったんだが…)今シーズンもそれが続くとは思えなかったが、実際そのとおりのここまでの展開と思えるなぁ。
しかしガンバ大阪っていえば、攻撃力の高い〇〇試合をやってのけてくれる△本の指に入るクラブだったんだがな。。。
また守備面でも、この試合の失点シーンだけでなく、何度かオイオイ…っていう場面が。チームマネジメントの部分でも疑問が残る感じだ。