だぁーてぃーはりー
2010.06.24
今週の月曜日、仕事で移動中に何故か急に映画「ダーティ・ハリー」(もちろん1作め)のラストがリアルに浮かんできて。
そうそう、クリント・イーストウッドとアンディ・ロビンソンの「おおーっと待った。俺がもう6発撃ったかまだ5発かと考えてんだろ?…」ってあたりです。
そんなことがあったその日に夕刊紙を眺めていたら、おぉ~っと!今WOWOWでやってんじゃねぇか!!ってわけで、慌ててWOWOWにチャンネルを合わせて途中から見ました。
朝、雨が降っていなければ木々の下で八卦掌の走圏をしているのだが、走圏をしているといろんなことが頭をめぐる。いろんなアイディアや予見や気づきなどもワァ~と沸いてくる。人間って、日によって本当に精神の集中度も身体的感覚やバランスも違うものだ。走圏やっていてつくづく感じる。
今朝ふと思い出したのだが、キツツキの「コツコツ」「カツカツ」という音の下で走圏をしていたのが2月。ちょうど東アジア選手権の頃だ。あれからわずか4ヶ月なのに、もう随分前のことのような気がする。
東アジア選手権では東京スタジアム(味の素スタジアム)や国立競技場が(最終戦以外は)満員にならなくて、旧来メディアが「人気低迷」とか「ワールドカップ・イヤーなのに危機的」などと(嬉しそうに)書き立てた。
旧来メディアは詳しく知らない大衆に、物事を知らない人々に対して刷り込みをする。
仮にワールドカップ・イヤーにスタジアムが満員にならなくたって、それは東アジア選手権だからだし、クソ寒い時期のナイトマッチだから行きたくなるわけないからだし、選手たちのコンディションがオフ明けで低調なのは知っているし、そもそもこれは「代表」の試合(興行)であって、もはや「日本代表=日本のサッカー」ではないわけで。
確かにひと頃のような「代表バブル」は終わったし、それは2006年のワールドカップ・ドイツ大会での惨敗も相当影響あることは認めるがそれよりも重要なことは、サッカーファン自体「代表の試合に燃えなくなった」というのが非常に多いということ。
代表チームの試合や顔ぶれが面白くないということもあろうがそれ以上に、これは何を意味しているかというと、オラが町のチーム、すなわちJリーグのチームに日常的興味関心が移ったということ。それを口にする人がたいへん多いということ。
実はこれはとっても健全なことであって、欧米でもまずは地元のクラブの話が一番の関心事。代表の試合はその次。当然そうなっていくよね。だからこれは日本のフットボールが健全な展開を示していることの事象の1つなのだ。旧来メディアの凝り固まった人にはわからんだろうがね。
それからその頃というのは、ようやくさすがに岡田監督を替えないとマズイという声が出始めた頃でもある。それも相変わらず旧来メディアではないところから。
我が国の旧来メディアは「メディア」ではない。そんな「メディア」がこの国をこんなにした罪は大きい。スポーツ文化が貧困なことも同様。
そんな旧来メディアを巡回していると、今夜デンマーク戦に臨む日本代表チームの記事の中で、「人気の低迷が叫ばれる中…今後の日本サッカー界の浮沈が懸かると言っても過言ではない」などと書かれていたのを目にした。人気安泰などとは毛頭思わないが、人気低迷とは全く思わない。何を基準に人気低迷と定義するのか説明して欲しい。知らない人が見たら、人気低いんだ、、、って思い込むではないか。
高い人気とは言わないが、しかし低人気と思われるような状態ではない。子どもたちにも一番競技人口が多いのはサッカー。
そのようなことを認識した上で実態(実体)も知った上で、余計な意図や策をめぐらずにモノを書きなさい。
もちろん、状況の実際がどうであろうと日本のフットボールの将来や実に多くのものを背負った戦いであることは事実。
敗退すればまたいろんな的外れな風や雲が立ち込めてくる。
明日、清々しい朝が迎えられることを願っている。