ユベントスと対戦したサンプドリアの吉田麻也。

日本時間本日早朝にサンプドリアは試合を消化したんだが、その1つ前の節(3日前)はアウェイでユベントスと対戦。クリスティアーノ・ロナウドと対戦する吉田麻也がどういう戦いぶりを見せてくれるか楽しみにしてたんで、遅ればせではあるが、その試合を。
ユベントスはこれが優勝の決まる試合。


サンプドリアはこの試合、いつもの4バックではなく3バック(3センターバック)でキックオフ。吉田麻也は3バックの中央に入っている模様。
ところが、キックオフから1分過ぎのセットプレー(サンプドリアのゴールキック)から4バックになっておる、、、と思ったら、数分後にまた3バックに。
3バックだが、左ウイングバックの選手が深い位置をとるので、変則4バックになっておりますね。ユベントスの右サイド、クアドラードとダニーロの攻撃を警戒したのかね。
その後、20分過ぎには3バックの1枚が痛んで交替し、そこからは通常の4バックに。吉田はセンターバックの右に。集中力高く慎重なプレー、味方との連携とラインコントロール、ゴール前を固く狭く締めたディフェンスで、ユベントスにゴールを許さない。前へ出てインターセプトする場面も(その1つはハーフウェイラインを越えてのインターセプト)幾つか。
一度、シュート性のクロスに吉田が足に当ててボールがマウスを横切りヒヤッとしたが、それくらいだろうか。クリスティアーノ・ロナウドのアタッキングもなんとか封じ込めて迎えた、前半アディショナルタイム。ここでフリーキックを与えてしまい、直接狙うと見せて意表を突いて、流したボールをロナウドに叩き込まれて失点を許してしまう。
後半もおっとっと…というシーンもあったが、前半から継続してユベントスに追加点を許さず。前半はユベントスの前にボールを繋げなかったサンプドリアだが、ユベントスも1点奪って余裕ができたのか、狭い選手間もやや空くようになってプレッシャーが緩くなり、ゴールに迫れるようになる。
…と思っていたら65分過ぎ、ゴール正面やや左でロナウドが前を向いてボールを受け、短いカットインからシュート、、、吉田はシュートコースを切っていたと思うが、ゴールキーパーもセーブしたんだが前に弾いてしまい、これを蹴り込まれて追加失点。このまま試合は終了してユベントスが9連覇(!)を達成した。
試合終了間際のアディショナルタイムには、ゴール前2メートル少々の場所からのシュートを、吉田がゴールラインぎりぎりで戻りながらのスライディングでクリアするというスーパープレイを見せ(それも足に当てただけでなく、ちゃんとクリアしておりましたね…)海外でも話題に。
1対1でのディフェンスを強いられると脆さを見せることもあったり、時折ポカをやらかすと思われてる(日本人は思ってる)吉田麻也だが、この試合のプレーは安定。味方との距離が一定保たれていれば、コースを切る…パスコースを限定する…といった持ち味も生き、まだまだセンターバックでヨーロッパでプレーできるじゃないか。歴戦の経験もあって終始落ち着きあるパフォーマンスを発揮できることも、サンプドリアのようなクラブには大事な要素だろう。
来シーズンもサンプドリアでセリエで吉田麻也のプレーが見られるんだろうな、、、と思ってますよ。
しかし、セリエで日本人ディフェンダーが2人もレギュラーを張ってるなんて、日本に居ながらセリエが視られるようになった頃からすると、信じられないような時代だ。

▲ページのトップへ

CALENDAR

     1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

 2024年05月 

Total Ranking

  1. 2024-25シーズンからのACL新フォーマット。(2023.08.15)
  2. メッシVSグヴァルディオルのシーンでのメッシのプレーに感嘆の至り…(2022.12.14)
  3. 三笘、FAカップのリヴァプール戦で表現の仕様のないスーパーゴール。(2023.01.30)
  4. イギリス労働許可証の格付けが(1グレードだが)昇格。(2023.06.19)
  5. まるでサッカー人気が下火とか低迷しているように受け取られる言動は気をつけたいものだ。(2022.12.08)
  6. はぁあ???「FIFAインターコンチネンタルカップ」ってなんだよ…(2023.12.19)
  7. 2024-25シーズンと2025-26シーズンのACL「ファイナルステージ」はサウジアラビアでのセントラル開催なのか???(2023.12.05)
  8. 天皇杯ウイナーのACL出場権は来シーズンから変更に。(2023.12.21)
  9. やり返しておいたからな…的なカイセドと三笘の(控え目な)ハイタッチ。(2023.05.17)
  10. Jリーグ選手契約「ABC契約」見直し?? それはとても良い事。早く実現して欲しい。(2023.06.29)
  11. 【涙腺崩壊】Jリーグはこの動画をバズらせることができるか?(2022.12.24)
  12. 恐るべしクロアチア。延長前半終了間際に失点するも追いつき、PK戦を制してセミファイナルへ。(2022.12.10)
  13. Jリーグ「秋春制」移行が決定したが、あまりにヌル過ぎる論拠・ビジョン…(2023.12.20)
  14. 女子ワールドカップ開幕。「FIFA+」で日本語実況で視聴OK…(2023.07.21)
  15. 渋谷駅にWEリーグの広告。(2023.07.18)
  16. ヴァンフォーレ甲府、記念すべきACL初試合、価値あるアウェイでの勝点。(2023.09.21)
  17. 「ワールドカップでまざまざと見えた身体意識の差」(転載)(2022.12.06)
  18. 女子ワールドカップ放映権問題、ヨーロッパは合意らしい…(2023.06.25)
  19. 延長戦、PK戦、予想していたんだが…日本、勝ち上がれず。(2022.12.06)
  20. 「圧巻」の表現では足らない…「衝撃」の三笘の5人突破ゴール。(2023.08.20)

Recent Special Categories

Back Number

▲ページのトップへ