冨安はククレジャに苦戦(?)…アーセナル、アウェイのブライトン戦で辛くもドロー。
2021.10.03
冨安がプレーするようになって3連勝と挽回してきたアーセナルは、ブライトンとアウェイで対戦。
ブライトンと言えば、三笘を完全移籍で獲得し、その三笘は今シーズン、ブライトンと同じオーナーのサン・ジロワーズにレンタルでプレーしているという次第。
予定では来シーズンは三笘がプレーする可能性があるブライトンとの対戦ということで、その点でも関心の高まったこの試合。
ブライトンは3-5-2のフォーメーション。日本だと中盤センターに2枚を置いて中央前目に1人、そして両ウイングバックという置き方が一般的だろうが、ブライトンは左右ともウイングバック(アウトサイド)にインサイドハーフ、そしてアンカーというようなシステム。
で、アーセナルがボールを持って前へ向くと、右ウイングバックが最終ラインまで下がって4-4-2の形を取る。
ブライトンの左アウトサイドはククレジャ。昨シーズン、久保建英とともにヘタフェで戦い、オリンピックのスペインチームとしても日本と戦った選手。
実はククレジャがブライトンに完全移籍していたとは知らんかった、、、しかも5年契約の模様。(ちなみに三笘は4年契約だったと思う。)
雨と強風の下での試合で、アーセナルはブライトンに苦戦。ブライトンは今シーズンここまで最上位グループに食い込んでおり、それを証明するかのようなパフォーマンス。
冨安もククレジャへの対応に序盤から苦労している印象だったが、さらにインサイドハーフまでも関わってこられて、さながら1対2への対応を強いられる形に。
前半途中でビルドアップしようとしたところおククレジャに奪われて危ないシーンになってしまったり、ヒヤッとするシーンが2度ほどあったか。
それでもブライトンの決定力の無さに救われて、スコアレスで前半終了。
後半に入ると、アーセナルもワイドに張るブライトンの攻撃への対応ができるようになり、冨安も盛り返したかな、、、ビルドアップや攻撃参加も見られるようになった。
ただ基本的にアーセナルは2列めサイドの選手(冨安のサイドだと、この試合ではサカ、あるいはペペ)が守備に協力しないので、ブライトンのようなシステムの相手にはシンプルにミスマッチなんじゃないか。
結局スコアレスドローでタイムアップとなったが、アーセナルはオーバメヤンが決めてくれれば勝てた試合だったかもしれないが、内容的にはドローでよしとする試合だったかもしれない。
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ところでDAZNで配信した、このブライトンVSアーセナルは下田アナウンサーの実況だったんだが、夕方のJリーグも下田アナウンサー実況の試合を視聴したが、その試合は昨年チャンピオン(リーグ優勝クラブ)とカップ戦(それも天皇杯ではなくルヴァンカップの優勝クラブ)との対戦だったんだが、まぁ盛り上げようとする意図故のことのはわかってるんだが、のっけで「チャンピオン同士の対戦」とブチ上げておられたのには意外というか違和感。
チャンピオンはリーグ優勝者、カップ戦の優勝者はウイナー(カップウイナー)であってチャンピオンじゃない。
下田恒幸氏は私の好きな&信頼する日本のフットボール実況アナウンサーのベスト〇に入るアナウンサーなんだが、下田氏が当然そんなこと百も承知なのはわかっている。そんな下田氏にも、こういうキャッチを口にさせる日本の風土・空気って恐るべし(苦笑)といったところかな。