ろくに取材してないのが丸わかり…大きな障害なし、と。
2017.02.26
昨日のJ1開幕戦は、試合内容もさることながら、DAZNによる配信の方が気になって(苦笑) 多くの方々もそうでしょう。
14:00キックオフの試合が集中した時間帯は問題なかったんだが、その試合が終了した後に繋がりにくい状況発生。その時間帯は2試合が試合中。当然、試合の模様は見られず。
そういうことだったのに、昨日の全試合終了後すぐにリリースされている複数の旧メディアの記事では、大きなトラブルはなく無難なスタート…などと。付け足しのように、一部から不満の声…などと。
丸わかりですよ、ネットの書き込みを拾って記事にしてること。自分たちで視聴などしてないんだろ。
Jリーグ側も、このことに対してトンチンカンなコメントが見られ、、、状況を把握してないんだろう。
Wi-Fiの問題じゃなかったんだけどな。
DAZN自身は、バッファリング問題としてお詫びを早々に掲載していたが。
チェックしたテレビ神奈川の放送は、DAZNの配信映像をそのまま放送してましたな。実況も全くそのまま。
TV放送の画質は、ぶっちゃけスカパーの標準画質程度。スカパーのHD画質より劣る。
NHKの放送は、おそらくDAZNの配信映像に、独自の映像をインサートすることを許されてんだろう。実況も独自。でもこれだと、NHKが収録した映像(自分で制作する映像)の方が明らかに鮮明ですよね。
さて、このあたりをどうする気なんだろう、Jリーグ。
テレビ神奈川の放送については、民放なんで当然番組スポンサーがつくわけだが、日産自動車、DAZN、横浜F・マリノスのユニフォーム背中スポンサーと続き、その後には浦和レッズのスポンサーもテロップ表示された。
スカパー中継がDAZNによる配信になって、ライツ(著作権)はJリーグがもつことになったので地方局(地上波)で放送されることが多くなるというメリットが強調されていたが、確かにそういう流れになりつつあるようで喜ばしいんだが、少なくとも昨日のテレビ神奈川の放送においては、番組スポンサーがそういうことだと、実はあんまり地方局での放送が期待ほどには増えないんじゃないか、、、とも思ったり。番組スポンサーをそういう方面に頼るしかないんであれば。
ところで、NHKが昔からやっている、ハーフタイムに両チームの監督をピッチサイドでつかまえてインタビューをするシーンだが、あれはJリーグ的によいことと考えてるようですな。DAZN配信になって、どの試合でも(NHKが放送してる試合でなくても)それを現地にやらせてましたね。
Jリーグが著作権をもつコンテントで共通にそういう様式にしてるということは、そうなんでしょう。
でもさ、それ不要ですよ。インタビュアーも、主にスカパー中継のスタッフが移行してきてんで慣れてない感ありありで、もごもごした聞き方になってるし。
後半はこうこうするためには何が必要だと思いますか?? …なんて質問は、愚問というか的外れというか、ふさわしくないというか、妙というかヘン。
ちなみにカメラワークについては、昨日最も早い時刻にキックオフされた横浜F・マリノスVS浦和レッズの試合で、10分過ぎに明らかに映像のフレームをピッチに寄せましたよね。どっかからの指示だろう。
それくらいで(それが)よいんですよ。それまでの時間帯、従来の日本のTV局のデフォの引き過ぎの画だったんで、DAZNになってもこうかよ…と感じてたところだったんで。
なんかさ、日本の中継って、バックスタンドの最前列の横断幕まで入れようとしてた風なんだよね。それって無用なんで。逆サイドのピッチ脇の看板ですら、まるで固定のようにフレームにおさめることなんてないんだよ。
試合を中継してくれ。
見やすく、背番号もわかるように、迫力も伝わるように。