東京・国立競技場は「サッカーの聖地」かなぁ??
2011.01.11
高校サッカーではTV中継の中で盛んにそう言うし、サッカー専門番組やファンの中でも時折「聖地」という言葉を使うけど、私は昔から全然そう思っていない。
今でも「聖地」と聞くと強い違和感がある。
そもそも国立競技場は陸上競技場であり、それを「サッカーの聖地」と言うのは他競技に対して失礼というものだ。
確かに日本のフットボールの歴史が刻み込まれたスタジアムであるし、喜びも悲しみ(哀しみ)も、悔しさも怒りも、実に多くのものが蘇ってくるスタジアム。
だからこそ「聖地」などと誰かが言い始めたんだろうが、私にはむしろ悲しい思い出や悔しい想いの方が多いかな。
特に日韓戦ではね、、、何しろ1970年代から見てて記憶力が幸か不幸かよいもので、結構あれこれ鮮明に覚えているんで。だからそう言う意味でも、とてもとても「聖地」とは言い難いものがある。
都内のしかるべき場所に、何も4万人も5万人もキャパなくてよいから(ワールドカップのファイナルが開催できる8万人ものスタジアムでなくて全然よいから)そうだなぁ、せめて3万人くらいでいいから、日本サッカー協会が専用スタジアムを建てようぜ。
土地は国から貸してもらえないか。
年間予算が170億もあるんだから、スタジアム積み立てしませんか。
場所はそうだなぁ、国立競技場の跡地というのは各方面が許さないだろうから(とは言っても、国立競技場ももう改築しないといけない時期なのだが)日本青年館の裏手のあのスペースはどうですか?? 日本青年館自体もかなり古くなってきているので、スタジアムの中に入って複合建築(スポーツコンプレックス)とし、ホテルの客室からピッチが見下ろせるなんてのはどう??
とにかく、そういうのを持ってから「サッカーの聖地」って名乗りましょうよ。
毎年正月の時期は国立競技場は酷使の限りだが、先一昨日は高校サッカーのセミファイナル2試合、一昨日は大学ラグビーのファイナル、昨日は高校サッカーのファイナル、、、それでもそんなにピッチが荒れている風に見えなかったのは管理担当の皆さんの腕前はさすがだ。
そして昨日の高校サッカーのファイナルでは、その前日引かれたラグビー競技用のラインも見事にほぼ消してあって(例年、消してあるけれども結構跡が見えてしまっていたと思うのだが)それも見事なお仕事ぶりだと感心してしまった。