クラブ・ワールドカップ、事実上のファイナル…パリ・サンジェルマンVSレアル・マドリード。

レアル・マドリードがキックオフ早々にロングフィードからパリ・サンジェルマン(PSG)のゴールへ迫ったシーンにオッと思わせたが、すぐにPSGがボール保持してレアルのゴールへ迫る。するとわずか5分過ぎ、「デンベレ・プレス」から中盤のファビアン・ルイスがフィニッシュしてPSG先制。
間髪入れずそのわずか3分後、、、今度も「デンベレ・プレス」からデンベレ自身が沈めて追加点。
さらに15分後に再びファビアン・ルイスがフィニッシュして、なんと25分も経たないうちにPSGが3ゴール奪取。。。

レアルはPSGのポゼッションにボールwの奪いどころが見つけられず、前プレに行けば中盤センターのヴィティーニャが最終ラインに落ちてプレス回避、、、それによってミドルゾーンがスペースができてボール保持が続くし、ジョアン・ネヴェス、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイスの3枚の中盤に対してレアルはマン・ツーで潰しに行ったと思うが、両サイドバックのヌーノ・メンデスとハキミがポジショニングを含めてカバー、サポート、、、結局レアルは最終ラインと中盤が深く構えるしかない(それでいて前線は中途半端な前プレス…)という状況。
ま、これは新監督が就任したばかりのレアルと練度・熟練を重ねてきたPSGとの差が出てしまうのは、やむを得ないところかもしれない。

しばしば味方同士の位置関係・アングルを三角形(トライアングル)と言われるが、この試合を見ているとPSGは三角形のもう1つ上、四角形ですな。

2024-25シーズン終了後に就任したばかりのレアルのシャビ・アロンソ監督、新シーズンにおいてどのようにシステマチックにチームをヴァージョンアップして行くんだろうな。。。言うまでもなくタレントばかりのレアルで、たいへん難儀な作業になるんではないか。

後半もレアルは糸口を見出すことできず時間経過、、、終了間際にも鮮やかな(試合最終盤なのに)速くて高い技術・テクニックを見せつけてダメ押しの4点め。
PSGが終始圧倒、レアルはコテンパンにやられてPSGがファイナル進出。
ファイナルはブラジルのパルメイラスを2-0で下したチェルシーとの対戦。日本時間14日(月曜日)早朝キックオフ。

なお、パルメイラスを倒した2ゴールはいずれもつい先週ブライトンからの移籍が発表されたジョアン・ペドロによるもの。(前の試合で後半途中からチェルシーでの初プレー、、、この試合が初スターティングラインアップ、60分プレー…)
チェルシーの獲得候補リストには三笘の名前もあったと思うが、意表突かれて(三笘にチェルシーに行って欲しかったというわけでは全然ないが…)チームメイトのジョアン・ペドロがチェルシーへ行ってしまった(笑)
(ま、ブライトン側もジョアン・ペドロはここで放出したかったようだが…)

やっぱり3バックで中盤センター2枚、2シャドーだったか…E-1初戦。

ま、そんなもんだろうな。。。
スターティングラインアップは、ゴールキーパーが名古屋グランパスのピサノアレックス幸冬堀尾。アビスパ福岡の安藤、サンフレッチェ広島の川村、柏レイソルの古賀の3バック。中盤センターは稲垣と川辺。右ワイドが柏レイソルの久保藤次郎、左ワイドが相馬。前線はサンフレッチェ広島のジャーメイン良を中央に、左シャドーにヴィッセル神戸の宮代と柏レイソルの垣田。序盤から押し込んで、クロスがガッカリ続いたが左クロスをジャーメインがゴールに背を向けて胸トラップ、、、からのバックステップ踏みながら空間つくっての左足ボレー叩き込んで先制。

ジャーメインは続いて、左からのクロスをファーで(マーカーがボールをかぶったとは言え)巧みなヘッドで2点め。ジャーメインは、稲垣のそんだけスペースとコースが空いてりゃ日本の選手は豪快に決めますよ、、、と言いたくなるミドルを挟んで前半だけで4ゴール。5-0リードで後半へ。ジャーメインは前半だけで御役御免。
このペースなら何点入ることやら、、、などと浮かれたフットボール・フリークは居られまいが(後半精々1ゴールか0ゴールもありえるわけで…)後半はグダリ気味だったり、相手も多少慣れたりするし(ちょっとは対策や対応めいたものもあったかもしれない…)選手たちはこの機会にゼッタイ結果出さなきゃって前のめりになるし、酷暑の下で先週末のJリーグから移動含めて中2日だし、、、ってところ。そもそもこのメンバーで全体練習やったのは前日が初めてだし、、、という条件下。
グダルのは当たり前っちゃぁ当たり前。

途中出場の選手たちの中にも、川崎フロンターレの大関のように、たいへんキレのある(モノが違う的な)パフォーマンスを見せた選手も居れば、Jリーグで(成長なり進化も感じてはいたものの)これまで観てきたとおりというか範疇のパフォーマンスに留まった感のある選手も。
そういうわけで、ほとんど参考にはならない、たいへんたいへんお疲れさんでした、って言うほかない試合。

残念なのは、コーナーキックから中でごちゃごちゃっと圧縮されてファーで決められた1失点。
日本のチームがよくやられる(ゴールキーパーの対応も含め)パターンと言ってよいこの失点シーンを、この相手にすらやられるのはいただけない。このメンバーでぶっつけ本番だったとはいえ…(だから余計に日本のフットボールの根幹的弱点なんじゃないのか…)

というわけで1ゴール許してしまったが、タイムアップ間際に後半頭からピッチに入っていたサンフレッチェ広島の中村草太が、ミドルゾーンから単独ドリブルで持ち込んでのミドルを叩き込んで6-1でタイムアップ。
今大会最終戦(第3戦)の韓国戦は、この初戦のメンバーがベースになるはずで、さて、どの程度入れ替えがあるだろう。。。

E-1…日本(Jリーグ選抜)今夜初戦。

フジテレビ地上波が(ただし男子のみ)3戦ともライブ中継。
U-NEXTでも配信。(女子はU-NEXTのみ)
さて、どういうスターティングラインアップでどういうフォーメーションで入るのか、楽しませていただこう。なんか早々に背番号も発表しておりましたな。。。

ところで、デンマークのブレンビー(ブレンビーからは鈴木唯人がこの夏の移籍ウインドウでドイツのフライブルクへ移籍…)へJリーグでのプレーを経ずに加入したばかりの内野航太郎が、このプレシーズン、ブレンビー最初のトレーニングマッチでいきなりスタートからプレー機会与えられ早速、前半だけで2ゴール奪って見せたようだ。

2ゴールとも現地映像(プレシーズンのトレーニングマッチらしく牧歌的な雰囲気の中での映像ではあったが…)で見たが、序盤にクロスをプルアウェイからフリーで打点の高いヘッドで先制ゴール。
同点に追いつかれた状況でペナルティエリア外、中央やや左寄りの位置で足元に差し込まれたパスを受けて左に置いて、左足でゴール左上に突き刺すゴール。

ま、あくまでオフシーズン明けのトレーニングマッチではあるが、ブレンビーのサポーターやスタッフからすれば期待をもって貰えるプレー(ゴール)だったんじゃないだろうか。

日本の初戦は明日だが、今夜E-1選手権開幕。

現在、故あって昨日開催されたサンフレッチェ広島のファン感(ファン感謝デー)の模様を伝えるTVニュース報道を視聴できるエリアに滞在中だったんだが、ピースウイングスタジアム(広島サッカースタジアム)のピッチ上で走ったりボールを蹴ったりするイベント・メニューもあったようで、普通にピッチの上を走ったりボールを蹴ったりできるのは実にウラヤマシイと思ってしまいました(笑)

続き▽

クラブ・ワールドカップ、パリ・サンジェルマンVSバイエルン・ミュンヘン。

パリ・サンジェルマン(PSG)VSバイエルン・ミュンヘンは、2-0でPSG勝利。
スコアレスで進んだ終盤、ミドルゾーンでハリー・ケインを潰してからのショートカウンター、、、何人もの選手が前へスプリント、右サイドバックのハキミも高い位置取りからポケットへスルーパス、、、ジョアン・ネヴェスがマイナスの落とし、、、ドゥエがコースを狙いすましたシュートがゴールマウスに吸い込まれ、PSG先制。

続き▽

クラブ・ワールドカップ、なかなか味わい深かったフルミネンセVSアル・ヒラル。

マンチェスター・シティを延長戦の末(しかも延長に入って2ゴール、一度追いつかれても突き放して勝ち越し)に倒したサウジアラビアのアル・ヒラルが、ブラジルのフルミネンセと対戦したクオーターファイナル。
アル・ヒラルはマンチェスター・シティ戦の激闘の疲労が見える感じもするが、それより今大会進行中にごく短期間でチームのベースを仕込んで行くシモーネ・インザーギ監督の手腕がそこかしこに見える印象で、そんな腕は日本人コーチ・監督には無いよなぁ、、、と。

続き▽

E-1(東アジア選手権)メンバー発表。

昨日発表。いわばJリーグ選抜。海外クラブ所属選手は当然呼ばず。浦和レッズからはクラブ・ワールドカップ出場を考慮して呼ばないことを事前にアナウンス。また、もちろんこの夏に海外移籍を控えている選手も呼ばず。
というわけで、なかなかに(理想とかロジック関係なく)ま、興味深いメンバーにはなっております。

続き▽

クラブ・ワールドカップ、サウジアラビアのアル・ヒラル、マンチェスター・シティをゴールの報酬の末に延長戦で破る。

ACL(ACLエリート)ですっかりお馴染み(?)となったアル・ヒラル。今回のクラブ・ワールドカップ出場のアジアのクラブで唯一グループステージを突破(2位通過)して、ラウンド16でマンチェスター・シティと対戦。
アル・ヒラルは言わずもがな莫大な資金を投入して外国籍選手を集めまくって、このシティ戦のスターティングラインアップも(アタッカーのミトロビッチがケガで不在ではあるものの)外国籍選手が8人(サウジアラビア籍の選手は3人)という構成。
(ちなみにシティの方もイングランドのクラブだが、イギリス籍の選手は0人…)
アル・ヒラルはシモーネ・インザーギ監督就任直後だが、この試合ではインザーギ監督の基本フォーメーションである5バック導入。
序盤からシティが普通にボールを保持し、早くも5分過ぎにドクのクロスに中央でフリーでヘッド、、、そして9分、ゴールライン際まで抉ってフィニッシュ。シティ、あっさり先制。

続き▽

クラブ・ワールドカップを見ていて来年のワールドカップも酷暑下での大会になるのは確実…

アメリカ、カナダ、メキシコの3ヶ国共催で行われる来年のワールドカップだが、現在開催中のクラブ・ワールドカップを見ていて、気候(酷暑)がたいへん大きな問題だなぁと。もう北米大陸で開催すんな、と思ったりするくらいだ…
明らかに選手たちの疲弊ぶりは見て取れ、パフォーマンスにも影響出る。もちろんケガのリスクも。
1994年のアメリカ・ワールドカップと同じ轍を踏むんですか、と。。。

続き▽

ベルギーからドイツへ…町田浩樹はホッフェンハイム、藤田譲瑠チマはザンクトパウリ。

町田浩樹も藤田譲瑠チマもベルギー脱出(!)に成功。町田は1シーズン早くてよかったように思うが、ま、ユニオン・サンジロワーズをリーグ優勝させて(その前のシーズンのカップ戦優勝に続き)移籍ということで、ま、それもイイかなと。ユニオン・サンジロワーズは来シーズンはチャンピオンリーグもあるのに、、、という声もあろうが、ブンデスリーガでのプレーでイイじゃないですか。

ホッフェンハイムは確か3バックだったと思うが、その点でも町田はフィットするはずで(3バックの中央に入ることもあるかもしれないので、そうなればよりプレーの幅も広がるし…)何にしてもよりプレーのクオリティを上げて欲しいと思っているんで洗練したプレー精度へ期待したいところ。
現地報道によると長期契約とのことだ。(契約年数はいずれ判明するだろう…)

藤田もシント・トロイデンから移籍できてよかった。シュツットガルトが獲得の噂もあったが、ザンクトパウリへ。ゴールに繋がるプレーが増えてくれたらと思うが、シント・トロイデンではチーム事情もあったとは思うので、そこに期待したいところ。ザンクトパウリのサポーターからも、そういう声が多いようではあるし、結構重要な点になるんではないかと。
日本代表で言えば、守田のようなプレーをやってくれるようにならんかと思うんだが。。。

ブンデスリーガでは、フライブルクに鈴木唯人の加入が既に発表されている。来シーズンはよりブンデスリーガ視聴に時間を割くことになりますな(笑)

さて、Jリーグからこの夏に(Jリーグはシーズンど途中だが)海外移籍する選手がさらに何人も出るのは確実で、正式発表を待つところである。

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