2位と3位の直接対決、南野先制ゴールでモナコ2位浮上。
2025.04.13
リーグ終盤、3位のモナコが2位のマルセイユとホームで対戦した、勝点差2ポイントで迎える大一番。
モナコはこの試合、2トップにして4-4-2の形。南野は中盤左。中盤左だが、(3バックの)マルセイユの右ワイド(ウイングバック)の選手がイタリアの強豪クラブから興味持たれているらしい攻撃的な選手(ルイス・エンリキ)で、序盤の南野は左サイドバックのような位置まで戻って守備対応もする。
攻撃では中盤ワイドから(特に中盤右のアクリウシュが)中央のエリアに再三入って来てフィニッシュを狙う。
すると34分、ゴール前の分厚い攻め上がりからペナルティエリア内でザカリアからのパスを受けた南野がワンタッチシュートを沈めてモナコ先制。
前半終了間際にはマルセイユにモナコの右サイドを縦に持っていかれてクロス、、、ファーでルイス・エンリキにフリーでフィニッシュされたが辛くもゴール左にそれて失点を免れる。
モナコのワチャワチャ(?)させる・潰しにくる守備対応に、マルセイユは結構ビルドアップがいつものようにはママならぬ印象。それでもサイドからの崩しを何度も見せるが、モナコは集中して人数欠けて防戦。
モナコは4-4-2ではあるが、4-4のブロックを作るというよりは臨機応変、選手たちもそれぞれ決まりきった動きを取るのではなく状況に応じてカバーやプレスバックする・できる(かつ、前線にも人数残す)守備網。ミドルゾーンでビルドアップが上手く行きそうになると、中盤両サイドも高い位置を取って4トップのような形になったり、ミドルゾーンでのプレッシングに力を注入し過ぎない感じ(?)の戦い方。日本のコーチングスタッフのチーム作りでは、こういうのは見られないよなぁ。
後半、58分にほぼ真ん中からスルーパス通って、エンボロが抜け出してクリーンシュートを沈めて追加点。マルセイユは時間が経過するにつれて、ポッカリとしたスペースがそこかしこに出現していった印象。。。
モナコはさらに終盤、ゴール前のラフなボールの競り合いからPK獲得、これをザカリアが沈めて予想外の3点リード。このまま3-0でタイムアップ。
モナコが難敵マルセイユを下して勝点1差で2位に浮上した。
マルセイユの下にもモナコとは3ポイント差でリールとストラスブールが続いており、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権争いは予断を許さないところだが、残り5試合、今シーズンに続いて来シーズンのチャンピオンズリーグ出場ストレートインを勝ち取りたいところだ。
つい先日、モナコとの契約が2027年夏まで1年延長がリリースされた南野。この試合は70分で交替。南野のフィジカル、技術、テクニックで非常によく頑張っていると思います。
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2024-25シーズン