中村敬斗の1ゴール・1アシストでスタッド・ランスようやくゴール、ようやく勝利。
2025.03.30
プレーオフ圏、降格圏がすぐ足元に迫ってしまったスタッド・ランス。インターナショナルマッチ・ウイーク明けに今シーズン好調(現在2位)のマルセイユとホームで対戦。
普通に分の悪い相手に対してキックオフ時は4バックだったが、マルセイユがボールを持つといきなり中盤センターの1枚が最終ラインに入って5バックを形成。5-4-1の形で構えてマルセイユの攻撃を凌ごうとする。
中村敬斗は完全に1トップ、センターフォワード。だが、マルセイユが前へ向いてボールを持つと、ハーフウェイラインから15メートル辺りまで中村敬斗も下がって後ろを重くしての戦い。
序盤からマルセイユに際どいシーンを幾つも作られるが想定内。逆にカウンターからマルセイユのゴールに迫るシーンも出せた後の29分、スタッド・ランスの右後方からのロングフィードが左サイドへ、、、左のディアコンが追いついてペナルティエリア内左で待つ中村敬斗へ、、、中村敬斗はワンタッチでゴールへ身体を向け、すかさず右足でファーへ突き刺すショットを叩き込みスタッド・ランス先制。
何試合ぶりのゴールだろうなぁ。。。
スタッド・ランスのリードで後半へ。
後半早々、右サイドで伊東純也がデュエルで勝ち、持ち上がると中央の中村敬斗へ低く速いグラウンダーのパス、、、正確に中村敬斗へ入っていればディフェンダーと1対1の状況だったのでフィニッシュできたように思うが、ちょっと後ろ、、、だが中村敬斗がおさめて反転して左へ、、、走り込んできたディアコンがネットに突き刺して予想外の2点リード。
さらに65分過ぎ、再びカウンターから中盤センターの2人で持ち込み、アタンガナが沈めて3-0。
その後、マルセイユに1ゴール決められるが3-1でタイムアップ。
なんとも久しぶりな勝点3ポイントを獲得してちょっと一安心か??? 一応、降格圏とは暫定で6ポイント差とした(得失点差では大きく上回っているのはアドバンテージだな…)が、プレオフ圏のル・アーヴルは1日後の試合なので、ル・アーヴルが勝ってしまうと降格圏とは2ポイント差(現在暫定で5ポイント差)になってしまう。
まぁ残り9試合、ギリギリの戦いが続く。中村敬斗のシュート力が鍵を握ることは間違いない。
それと、この試合を見ても、日本代表チームで中村敬斗を左サイドに置くのはイイんだが、ウイングプレーを中心に考えるんではなく入って来てのフィニッシャーという使い方が理にかなっている、、、ってことは誰が見ても明らか。(かといって、最初から中に置いて機能するのかは疑問だが…)
三笘(ウインガー)のバックアッパーが必要なんで中村敬斗は左ワイド、、、というんじゃなく、三笘のバックアッパーは他に見つけるんだな。そもそも三笘だって(アイソレーションばっかり期待してないで)中に入って来てのゴールを狙う機会をもっと作ってあげないと。。。
マルセイユの監督は今シーズンから、その三笘が居るブライトンの監督だったデ・ゼルビ。時折見てきたマルセイユの今シーズンは、デ・ゼルビらしいビルドアップも何度も見せていただいたが、この試合ではミドルサードまで楽にボールが持てて運べるので、そういうビルドアップの妙は見られず仕舞い。
マルセイユが勝点を落としたので、南野の居るマルセイユが同勝点のニースとの直接対決に勝利して、マルセイユを1ポイント上回って2位浮上だ。3位以内でフィニッシュして来シーズンもチャンピオンズリーグにストレートインしたいところだ。
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2024-25シーズン