イングランドチャンピオンシップ、シェフィールド・ユナイテッドVSコヴェントリー。
2025.03.29
日本時間本日早朝、首位のリーズ・ユナイテッドと同勝点、得失点差で2位で追うシェフィールド・ユナイテッドがコヴェントリーをホームに迎えた一戦。コヴェントリーでは坂元達裕が4-2-3-1の右サイド。
坂元達裕は昨シーズンにコヴェントリーに移籍して良いパフォーマンスを見せていたが、シーズン途中でケガで離脱。今シーズン、戦線復帰して、このところなかなか好調な結果を出してきている状況。
コヴェントリーも現在5位。3位から6位がプレミアリーグ昇格プレーオフ圏内で、自動昇格圏の2位以内は現実的に難しいがプレーオフは射程圏内。
だが、スタートからシェフィールドの強度、ディエルの強さ、ワイドから仕掛ける攻撃、ワイドから逆サイドへの展開、そこに中央への走り込みと少ないタッチでの思い切りのよいフィニッシュと、試合を優位に展開する。
19分には中央の空いたスペース、コースをドリブリングで持ち上がってファウル獲得。これをワンステップでゴール右上に速い弾道で捻じ込むショットで先制。
さらに30分、コヴェントリーの左サイド奥へ落とすフィードからクロス、、、逆サイドへ流れたが、そのサイドで3人が絡んでつくってポケットをとっての(ここでもデュエルで競り勝ち)グラウンダーのクロスをワンタッチでフィニッシュして追加点。
後半にも60分過ぎに後方からのロングフィードをポストして、前線に4人が攻め上がる速攻からフィニッシュして3-0。ロングフィードからフィニッシュまでわずか15秒ほど。
コヴェントリーはアディショナルタイムに1点返すが3-1でシュフィールド・ユナイテッドの勝利。翌日試合の行われるリーズ・ユナイテッドを暫定で勝点3ポイント上回った。
コヴェントリーの守備、守備組織では、シュフィールド・ユナイテッドの攻撃に対応するのはちょっと難しかった印象。現時点の力関係では、シュフィールド・ユナイテッドの方が明らかに一枚上のようだ。
坂元達裕は結構注意を払われているようで、坂元にボールが入ると2人が詰めてくる。いつもの試合のようにドリブリングや味方とのパス交換でゴールへ迫るプレーが出せない。
前半にペナルティエリア内で入り込んだ回数は、多分1度だったかもしれない。坂元の後方の右サイドバックを上手く使う動きは、何度か見せていたが。
だが、後半も時間が経過すると幾度となくペナルティエリア内に入り込むシーンや、右サイドをドリブリングで突破するシーンも出せるようになり、アディショナルタイムのゴールも坂元がゴールライン際まで抉ってのクロスで獲得したコーナーキックからのもの。
コヴェントリーの中ではいわば異質な坂元はチームの理解や信頼感もあると思われるし、日本のチームのような短いパス交換、坂元からの即座のリターンやバックパスが結構多くてもチームとしては理解してくれているように見える。この状況でより結果が伴って行けると良いんだが。
コヴェントリーは翌日の試合で勝点が接近しているウェスト・ブロムウィッチやブリストルに勝点で抜かれる(今節終了時でプレーオフ圏外の7位になる)可能性もあるが、シーズンはまだ残り7試合もある。
なんとか、平河がプレーするブリストル・シティとともにプレミアリーグ昇格プレーオフには臨んで欲しいところだ。
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2024-25シーズン