ある意味予想の範疇…リヴァプール、リーグカップ戦も逃す結果に。
2025.03.17
日本時間本日未明に行われたリヴァプールとニューカッスルのリーグカップ(カラバオカップ)ファイナル。今週ミッドウイークにはパリ・サンジェル2ndレグで120分、PK戦で敗退したばかりのリヴァプール、、、ケガで離脱の選手も何人か。。。
キックオフから、ニューカッスルの強度とエネルギッシュな動きがリヴァプールに迫っていく印象。リヴァプールには疲れが目立つというか、冴えがない。チャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマン(PSG)に主導権を持たれていたのも、PSGの最近の好調さだけのものではなかろうって。
前半終了間際、ニューカッスルがコーナーキックから鮮やかなヘッドで先制。
後半早い時間にも、リヴァプールの右サイド、ワイドに当てて内側のレーンを易々と突っ走られてクロス、、、ヘッドの落としをイサクがボレーで追加点。このシーンなんぞ、フラーフェンベルフがいとも簡単にインナーラップさせてしまい、この脆弱な守備力じゃあな…
0-2とされたリヴァプールはセンターバックのコナテに替えて中盤にカーチス・ジョーンズを入れ、フラーフェンベルフを1列下げる形にしたが、そんなにまでヘロヘロに見えるフラーフェンベルフを重用しますかと。
カーチス・ジョーンズがピッチに入った直後、ようやく縦に速い攻撃ができてペナルティエリア内でそのジョーンズがフィニッシュしたが、ニューカッスルのゴールキーパー、ポープがワンハンドでコーナーキックに逃れるファインセーブ。ファインセーブではあったが、ゴールど正面での走り込んで来てのシュートだったんで、もうちょっとコースに行けば決まっていたシーン。これがゴールになっていればわからなかった可能性はあるように思うが、その後も前がかりのリヴァプールに対してニューカッスルは追加点こそなかったものの何度も際どいシーンを見せ、リヴァプールは終了間際の1点追撃にとどまってニューカッスルの優勝となった。
リヴァプールは1週間で2つのカップを逃す結果に。残るはリーグ戦(プレミアリーグ)だけだが、2位のアーセナルに12ポイント差をつけていてほぼ優勝は決まりと思うが、この調子だと残り9試合もあり、何か起こることがあるかもしれない。リヴァプールはそんな状態のように思える。
ま、多くの皆さんおっしゃっていたように、今シーズン前半はぶっちぎりの出来で、その一方で(それが逆に)選手固定の影響を懸念する向きも多かったが、そのとおりになっております。
遠藤航は当然のようにこのファイナルに出番無し。スターティングラインアップを予想する現地メディアも一部あったような情報を見たような気もするが、途中出場も無し。スロット監督が遠藤を何度もたいへん讃えているのはブラフではないと思うが、でも結局そういうこと、、、ってことだろう。
前任のクロップ監督は負けてる展開で遠藤を投入して逆転勝ちしたこともあったが、この試合でも遠藤を投入していれば追いつけたかもしれないとまでは言えないものの、それくらいダイナミックな変化なり刺激なりアクロバチックな手段を注入しないことには、現状のリヴァプールの状態ではキレの取り戻しとかカンフル剤にはならない印象だなぁ。
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2024-25シーズン