U-20アジアカップ、イランを振り切ってU-20ワールドカップ出場権獲得。
2025.02.24
グループステージを2位で突破した日本、クオーターファイナルは今大会ここまでぶっちぎりの強さを見せて来たイランとの対戦。この一戦にU-20ワールドカップ出場権がかかる。(しかしこういう一発勝負で世界大会出場権の最終決定を委ねるっていうのはいかがなものかと以前から思っているんだが…)
まぁ、皆さん思っておられたように私もかなり分が悪いと思いつつ、、、戦前、選手がシリアと同タイプでシリアよりも手ごわい、的なコメントをしているのを見たが、そのとおりですな。
キックオフからイランは予想どおり前から圧をかけて来ると、わずか4分、中盤真ん中で囲い込まれてロスト、、、その後のシュートチャンスは必死に人数かけてブロックしたものの、そのこぼれを再びシュートブロックに行ったものの、あっさりゴールに突き刺されてしまって早々に失点。
イランの圧に慣れる前にやられてしまった、、、早過ぎるわな。。。
リプレイを見るとオフサイドがあったように思うが、この大会はVAR採用は無し。
追いつかなければならない日本は当然ギアを上げて攻勢に転じるが、あまりに早くゴールを奪ったこともあるのか、イランはペースを落としてくれたこともあるだろう、段々と日本がほとんどボールを持つ展開となる。
イランも前の方は圧が確かに凄いが、後ろの方は守備システムも含め大したことはなく、日本が惜しいシーンをつくり出す。
だが中盤で横パスが相変わらず多いな、と思っていたら、それはフェイクだったのか、中盤センターの小倉がまさかのミドルシュートをゴール左隅に突き刺して同点。
その後は日本は何人かが(これまでほとんど見せていなかった)ミドルシュートを放っていたので、1つの作戦だったのかもしれない。
前半は日本がポゼッション率60%以上での1-1。
後半、日本は何度も決まったか、、、というシーンが幾つもあり、それでもイランのゴールキーパーのセーブとゴールライン上のクリアもあって逆転はできず。
ただ75分での選手交替は予定どおりだったのだろうが、それによって中盤のベースが変わってしまったような印象。そのためとは言わないが、決定的なシーンは生まれなくなり、逆にイランの攻撃も許すシーンも出て来た印象も。
1-1で90分終了、延長戦に。
イランのゴールキーパーが当たっていたのでPK戦は避けたく、なんとか延長戦で決着をつけたかったところだが、際どいシーンもゴールを捻じ込むことはできず(シュート数20何本、枠内シュート10本??11本??、、、イランの枠内シュートは確か1本のみ…)遂にPK戦へ突入。
PK戦はイランが立て続けに2人が失敗して(ゴールマウスを外して)くれて大助かり。
日本は2人連続して決めたものの、3人めが見え見えのキックで止められてしまい、嫌な感じもしたが、日本は残り2本をきっちりと(それも真ん中に)決めてPK戦4-3でイランを振り切った。
なんかさ、イランと1-1からのPK戦で出場権争ったのって、だいぶ前もあったよね。
今大会の日本チームは、この試合が一番良い内容だったかと思われる。正直、このイラン戦は非常に厳しい一戦になると思われたが(U-20ワールドカップ出場権を逃すことも想定もしていた…)さすがにこの大一番に臨む選手たちの集中力と気合はさすがで、イランが中3日だったのに対して中2日だったものの最後まで体力・エネルギーも落とさず、PK戦にしてもこれだけ攻勢だった後のPK戦は負けるのがデフォというかアルアルかと思うが、そういうのもよく跳ね返した。頑張った。この頑張りは賞賛されるべき。
この後はセミファイナルとファイナルがあるが、ま、そちらは(ある意味)どうでもイイので、選手全員をプレーさせて欲しいところ。
なお、イランVS日本の後に行われた韓国VSウズベキスタンはウズベキスタンが先制、韓国が追いついて前半1-1。。。後半早い時間に韓国が2点奪って3-1としたものの、アディショナルタイムにウズベキスタンが2点奪って3-3。延長戦でもスコアは動かずPK戦に。PK戦は両チームとも外しまくったが3-1で韓国が振り切り、ウズベキスタンはまたもあと一歩のところで世界大会出場権を逃した。
セミファイナルの日本の対戦相手は、クオーターファイナルでイラクを3-2で下したオーストラリア。明後日26日、水曜日、日本時間20:30キックオフ。
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