田中碧、チームを操るがごとく…リーズ、首位キープ。
2025.01.20
イングランド・チャンピオンシップ(実質イングランド2部)の首位を走るリーズ・ユナイテッド。日本時間昨夜、シェフィールド・ウェンズデイとホームとで対戦。前日に行われた試合で勝点1ポイント差で2位のシェフィールド・ユナイテッドが勝点3ポイント積んでおり、ホームでのこの試合に勝点3ポイント積んで首位をキープしておきたいところ。
この試合、アンパドゥはセンターバック右に入り、中盤センターは田中碧とロズウェル。
試合は序盤に幸先よくリーズが先制。優位に試合を進める。
田中碧は相手チームのキープレイヤー(と思われる)数選手を常にケアしながら(状況の中で見る選手を変えつつ)味方に行くところは行かせつつ、ある意味風格を感じさせるような、ないしは存在感を感じさせるようなパフォーマンス。味方への指差し指示も結構多発で、まるでアンパドゥのスタイル(?)を取り入れた(??)かのよう。
それでいて、良い位置に顔を出し、ワンタッチで前線の味方にビシッと付けたパス(それも足元にピシッと入れてワントラップからシュート打ちやすいような…)もあったり、バイタルエリアで前を向いてシュートも打てたかもしれないが左でフリーの味方に相手ディフェンス網の間を縫うパスを付けたり、好パフォーマンス。
また守備面でも、肝心な局面では(例えば後半)自軍ゴール正面でスライディングで体を張ってのディフェンスがあったり…(前半に一度だけデュエルの部分で相手に体を回転せながら行かれた場面があったが、ほどなく味方がカバー、、、そういう風に味方にカバーさせられるのも需要なこと…)
リーズは何度も追加点のチャンスがありながら決められず、相手のシェフィールド・ウェンズデイも段々惜しいシーンが増えてきて90分が近くなってきたところ(この雰囲気だとタイムアップ寸前に同点に追いつかれてドロー、、、というパターンもありがちな…)リーズのラザマニ(マンチェスター・ユナイテッドに所属経験もある選手…)の超絶振り向きざまのシュートでようやく追加点。
さらにアディショナルタイム、コーナーキックのこぼれ球を再びラザマニがシュート、、、これをゴール前に入り込んでいた田中碧がバックヒールでコースを変え、ダメ押し。田中碧はホームスタジアムでの初ゴール。
試合終盤の選手交替では、中盤底の選手交替で下がったのはロズウェルの方。田中碧はフル出場。このあたりからもベンチの田中碧への信頼感が見えるように思われる。
田中碧はセットプレーでファーの大外に入り込むシーンがあったが、あれはチームとして意図的なシーンだったろう。
ミドルシュートが1本あったが(シュートコースが空いていた…)クロスパー上に大きく外れてしまったが、無回転系の蹴り方を試みたように思われた。ミドルシュートが武器の1つになれば(Jリーグでプレーしている時はミドルシュートにも定評あったとは思うが、イングランドでも通用するミドルシュートということね…)さらにアドバンテージをモノにすることができるかと思う。
ただま、プレミアリーグで中盤センターをやるには、いろいろと苦しいようには思うが。。。
(それはリーズがこのままプレミアリーグへ昇格できたとして、チーム自体もね…)
結局この試合、3-0でリーズ快勝。首位を堅持して今節終了。。。
ところで、シェフィールド・ウェンズデイにはヴィッセル神戸の初瀬が練習参加しているらしいが。。。
契約に至るのだろうか…
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2024-25シーズン