スポルティング、新年初戦はアウェイで打ち合いの末に辛くもドロー。
2025.01.04
アモリム監督が引き抜かれて一転すっかり勝ちが遠のいてしまったスポルティング。年末ギリのベンフィカとの大一番に監督を替え、勝利をモノにして首位奪回。
そして年明け最初の一戦はアウェイのギマランエス 戦。
この試合ではベンフィカでのフォーメーション4-2-3-1から、2トップの4-4-2のフォーメーションを採ったように見えた。
試合はキックオフ早々の2分にギェケレシュが先制ゴール。
ところがギマランエスもホームでの戦いとあってアグレッシブにファイトして応戦。ホームでの戦いとうだけでなく、ギマランエスにはこの試合に選手もスタッフもスタンドも燃えるものがあり、つい先月にボルジェス監督をシーズン途中にスポルティングに引き抜かれてるから。もちろん違約金が発生しているわけだが、それでも期するものがあるわな、そりゃ。
先制されてわずか5分後、スポルティングの右サイドからのフリーキックを見事に沈めて同点。スポルティングの壁がちょっと緩かったか。。。
だがスポルティングはギェケレシュがスルーパスを受けて難しい距離と角度から叩き込んで再度リード。あんな風に一人で決めてくれるフィニッシャーが居ると楽だ(笑)
そのまま2-1で後半へ。ただ前半はリードで終えたものの、スポルティングの中央を度々ギマランエスに割られており、ピッチ上で選手たちが対応をいろいろ模索していたようであるが、後半に入ると1トップ(ギェケレシュ)にシャドー(トリンコン)の形にしたように見えた。
その効果もあったのか、前半は見られなかった守田の前線への顔出しも出るようになり、57分に守田が相手最終ライン裏へ入り込んだところに浮き球、、、きっちりジャンピングヘッドへギェケレシュ落として追加点。3-1。
ところが70分前に右サイドからの折り返しを中央でフリーで走り込まれてフィニッシュされ1点返される。ここも中央の締め方が甘く、ヒュルマンドの追走も後手に。
さらに80分過ぎ、左からのクロスを中央で合わされ、クロスバーに救われたが、こぼれ球を拾われ繋がれて、また中央でフィニッシュ。3-3。
さらにさらに、今度は右サイドからのフリーキックをファーでヘッドで合わされ、3-4と逆転されてしまう。
それでもスポルティングはアディショナルタイムに左からのクロスが流れたところ、右からトリンコンが入って来て左足で柔らかい弾道のフィニッシュをファーポスト内側に沈めて4-4。
スポルティングの年明け最初の試合は激しい打ち合いの4-4ドローとなった。
守田は3-4と逆転された直後に2枚替えで交替。ケガ明けでまだ本調子でないように見え、この試合ではパスの精度やクオリティを欠くシーンが少なくなったかと。
今節、勝点で並んでいたポルトは試合途中で濃霧で中止となったようで、勝点2ポイント差のベンフィカは今夜の試合なんで、ま、また首位は明け渡すことになりそうだが、スポルティングはこの試合で見えた守備面の問題を次節でどう手を付けるのか、ってところですな。
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2024-25シーズン