遠藤航、センターバックでフル出場、大きな賞賛が。
2024.12.20
イングランドのリーグ・カップ戦(日本で言えばルヴァンカップに相当)クオーターファイナル、菅原が所属するサウサンプトンとリヴァプールの対戦。一発勝負。
戦前から噂されていたとおり、遠藤航が中盤ではなくセンターバック(4バックのセンターバック左)でスターティングラインアップ。デュエルでも素晴らしいスタッツを示し(対人勝率100%とのこと)度々中盤へ上がって行って(まるでフォアリベロのよう…)攻撃にも関与。リヴァプールの2点めのゴールはアシストの1つ前のパス(プレアシスト)で貢献。
リヴァプールのスロット監督も大きな賛辞を表明。また、この試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチにも選出された。
とにかくデュエルやボールの刈り取りでほとんど負けがなく、最終ラインなのでボールを持っても相手のプレッシャーが来るまでの時間かあるので余裕を持ってパスなり持ち出しなりの判断ができる。(これが中盤だとそうは行かない…)
しかし偽センターバック(?)のように随分前へ出るのはちょっと驚きもしたが、この試合の遠藤のパフォーマンスは正直感動モノではあった。
後半にはキャプテンマークを巻いてプレー。
ただ、これで序列なるものが上がるとは正直思えないけど。(スロット監督は最近もずっと遠藤を賞賛していたがビッグクラブとの試合では「クローザー」としてすら起用しなかった…)
ところでこの遠藤のパフォーマンスを受けて、日本代表でも遠藤を最終ラインに置いて、中盤底を守田と佐野海舟にしたら、、、みたいな意見も出てるが、佐野については先週末のブンデスリーガ、マインツVSバイエルン・ミュンヘン、マインツがバイエルンに今シーズン初黒星を付けた試合を視聴させていただいた。バイエルンが過密日程で全体的にイマイチのパフォーマンスだったように感じるが、それでもマインツの(予想外の2-0)快勝。佐野は守備で(デュエル勝率100%という話もある…)確かに大いに活躍を見せた。日本のフットボール・フリークでの評価も選手OBの評価もどんどん上昇しているところ、代表に呼ぶべきという声も高まっているところだろう。
ま、私的には守備面でのパフォーマンスは評価アップのとおりだが、そこから先のプレーなりキャパがどうなのかを見せてもらいたいな、、、というところ。
現状、マインツがとても上手い使い方をしていると思いますね。
なお、サウサンプトンVSリヴァプールでは菅原が60分あたりにピッチへ。早速際どいクロスを2本見せたし、そのうち1本はゴールキーパーの眼前で味方が合せてゴールか、、、と思う惜しいシーン。(辛くも身体に当ててブロック…)
サウサンプトンは監督が替わって菅原もベンチスタートが多くなるかもしれないが、このようなプレーを出し続けてコンスタントな出場機会を勝ち獲っていって欲しいもの。
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2024-25シーズン