ワールドカップ・アジア最終予選(3次予選)第2戦、過酷な環境下のアウェイ戦を終盤にゴールを重ねて大勝。

初戦でアウェイでオーストラリアに1-0で勝ったバーレーンのホームに乗り込んでの第2戦。日本は3バックは予想どおりだったが、初戦の中国戦からスターティングラインアップが1人変わっただけという、そこは意外ではあった。
ゴールキーパーは鈴木彩艶、3バックは中央に谷口、右に板倉、左に町田。中盤センターが遠藤航と守田。ウイングバックが右に堂安、左に三笘。1トップは上田絢世で2シャドーに南野と鎌田。南野は初戦は左シャドーだったが、この試合では右、鎌田が左シャドー。

序盤早々。左サイドの三笘からファーへ絶妙のクロス、、、ウイングバックからウイングバックへの仕掛けで堂安がスライディングで合せたが、惜しくもゴールならず。
バーレーンは4-4-2のフォーメーションで圧縮した守備網で日本に対抗。日本のウイングバックに蓋をする戦術に見て取れたが、三笘はアイソレーションで仕掛けられるが、堂安はそういうタイプではないのでちょっと苦労か。。。
なかなか決定機が作れなかった日本だが、30分過ぎ、鎌田がペナルティエリア右を縦に走り込み、遠藤航からスルーパス、、、鎌田のクロスがバーレーンのディフェンダーの腕に当たってPK獲得。これを上田絢世がキッチリ決めて先制。
前半は1-0で後半へ。後半は堂安に替えて伊東純也を投入。するとやはり個人突破ができる両翼になると効果テキメン。高い位置でボールを奪ってから中央でパスを受けた上田絢世が巧みな反転シュートをファーポスト内側ギリギリに叩き込んで2点め。
バーレーンは徐々に動きが少なくなり、守田が上田に差し込んだパスを上田がフリック、走り込んだ守田が巧みにポストを内側へカーブして送り込むゴールで3点め。ここでゾロゾロとスタジアムから帰り始める観客。。。
さらに三笘が左サイドを抜け出してからの折り返しを再び守田が攻め上がってきてフィニッシュ、4点め。
こうなるとバーレーンは意気消沈。中村敬斗のシュートのこぼれを小川航基がヘッドでプッシュしたゴールも生まれ、5点め。
前半はやや手こずったかもしれないが、後半は圧倒。2戦で12ゴールという爆発ぶりで2連勝となった。

堂安の右ワイドについては、久保建英とのコンビが必要と再認識。また現在の日本の生命線は伊東純也と三笘といった縦突破できるウインガーが必須、、、という点はあるように思われる。
バーレーンの監督はこの試合での守田のパフォーマンスを脅威に感じたらしいが、中盤底から前線に顔を出して2ゴール決められりゃ、まぁそういうことにはなるだろう。
だが、ウインガーという生命線だけでなく、特に中盤センターにスケールの大きな選手が揃って来ると、ワールドカップ本大会でも期待が持てるような気がする。確かにフォワード、アタッカーの課題はあるが、むしろ最優先度そこじゃないような。。。
リヴァプールで新監督(スロット監督)になって遠藤航が今シーズン前からあーだこーだと言われているが、遠藤の能力はスーパーだが、スロット監督の言いたいことも何かわかるところではある。タイプなりスタイルの問題だと思うんだけどな。
だがスロット監督のイメージするようなセントラルミッドフィルダーが(ウインガーに続いて)揃って来ると、大いに期待ができることに、また次のステージ・次元で到達することになると思うんだがな。
伊東純也や三笘だってようやく現れたんだ、、、長らくに日本には純粋な、あるいは本格的なウインガーが不在だったし、伊東純也だって何点も前から居たわけだがずっと生かすことができないでいた。。。
今後もそうしたウインガー輩出モードには入っていると思うんだな。(特に三笘の影響は大きいと思われる…)

ま、なんにしても最終予選(3次予選)爆勝スタートは大いに結構なこと。10月はサウジアラビア(アウェイ)とオーストラリア(ホーム)という山場を迎える。ここを最良の結果で乗り切れば、なんかもう先は見えてしまうほどの状況ではある。

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