浅野拓磨、レアル・マドリー相手にスペインデビュー。
2024.08.20
マジョルカへ移籍した浅野拓磨、プレシーズンからストライカーのムリキにフットボールをよく知ってる&大いに助けになる…的な評価をしてもらえ、実際、ロングフィードに抜け出して胸トラップからのファインゴールを決めたり、なんだかんだ言われながらも技術的にアップし続けている浅野。リーガ開幕戦はホームにレアル・マドリーを迎えての一戦、4-3-3の右ウイングで起用されてのスタートとなった。
ま、試合が始まってみると正直、浅野はやや行方不明だったり、味方も(相手がレアルだから余計にだろう…)浅野を見てない感があり、ウ~ンというところではあったが、前半終了間際、中盤で味方が前を向いてボールを保持した瞬間、右ワイドから逆サイドまで通り抜ける(笑))大・ダイタゴナルランでボールを引き出し、レアルのミリトンとメンディの2人が追いかけて詰められてもひるまず、左足でクロスなのかシュートなのか強引に中でボールを送り出し、、、ゴールキーパーのクルトワがこぼしたところにムリキが詰めるというシーンを創出。
そこからちょっと周囲の浅野に対する印象が変わっていっただろうか。。。
65分過ぎには、もしかしたらマジョルカの右サイド(浅野の居るサイド)からのレアルの攻撃にさらされていたための戦術的交替だったかもしれないが、左ウイングのダニ・ロドリゲスが下がると、浅野が右から左へ回る配置転換。
その後、72分に2枚替えで浅野はセルジ・ダルデルともにベンチへ。リーガ初戦は70分超のプレーでのデビューとなった。
浅野のあのシーンは惜しかったが、あのプレーだけでも凄いんだが最後のところ、シュートでないんだったら腰を回転させてマイナス目のゴールを入れられるようになれば、それこそさらにランクアップなんだけどな。。。浅野の技術ではあそこまで、ではあろう。
だが脅威を与えるには(および、現地での好印象を得るには)十分だったろうと思う。守備面でも(スキルフルとかインテリジェンスというわけではないが)勇敢に身体を張った懸命のプレーを幾度となく見せたし。
だがマジョルカも以前とは違ってウインガーにもフィニッシャーにも積極性と野心ありそうな選手が何人も居るんで(この試合でも途中出場でピッチへ…)よりインパクトを与えるプレーを出し続けなければ、テキメンに出番は減ってしまうだろうしな。
ま、このレアル戦では好印象を得たとはいえ、とにかくこれから。
エムバペが加入したレアルだが、エムバペは機能してたかチームに馴染んでたか云々より、ヴィニシウスも居れば(フォーメーション上は右ウイングに置かれている)ロドリゴも居るし、ベリンガムも、なんか左エリアが好物な選手が4人も同時にピッチに居てどうするんかと(笑)とはいえ、この試合ではその4人が左サイドで細かく絡んでからの(右サイドから長時間出張ばかりする)ロドリゴの見事なコントロールショットでゴールを奪ったわけだが。。。
ちなみに後半は、ハーフタイムに強く指示されたんだろう、、、ロドリゴはおとなしく右サイドに居る時間が多くなったように思うが。
なお、マジョルカは後半にコーナーキックから(レアルのルーズなゾーン守備を突いて)豪快なヘッドを決めて同点に追いつき、そのまま1-1のドローに持ち込みレアル相手に勝点1ポイントをもぎ取った。