オリンピック…3連勝でグループ1位でクォーターファイナルへ。
2024.07.31
グループステージ第3戦、日本は当然ターンオーバー、イエローカード持ちの選手はスターティングラインアップに起用せず。ほぼ予想どおりのラインアップで、サイドバックは右が西尾、左が内野、センターバックは鈴木海音と木村。4-2-3-1のフォーメーションかと思われ、川崎颯太、山本理仁を中盤センターに、2列めは山田楓喜、荒木、佐藤恵允、ワントップが藤尾。ゴールキーパーは小久保玲央ブライアンで変わらず。(予想では植中をスタートで起用かと思っていたのと、サイドバックが左右逆だった…)
イスラエルもこの試合で勝てばグループステージ突破の可能性もあるので、序盤からターボをかけて日本のゴールへ向かう。序盤に日本の右サイドから逆サイドへ斜めに通され、内野の対応がちょっと遅れて抜け出されてゴールキーパーと1対1になってフィニッシュされたが小久保がセーブ。
小久保はこの後も幾つかのピンチを安定したセーブでチームを救う。
日本はなかなかフィニッシュまで行けなかったが、とりあえずスコアレスで前半終了。
山本理仁が(失礼ながら)意外に強度あるいいプレーを見せたが、後半立ち上がりから山本理仁に替えて植中を投入。
イスラエルはややガス欠感が漂い、60分に山田楓喜に替えて三戸を投入。三戸はキレある動きから惜しいシュートを放つ。
75分あたり、細谷を投入しようとしていたところ、川崎颯太がラフなコンタクトで痛んでしまい、細谷の投入(荒木に替えて投入)とともに藤田譲瑠チマまで投入。藤田がイエローを貰うことがないようハラハラ。。。
アディショナルタイム、藤田がドリブリングで持ち上がり、正面を塞ぎに来たディフェンダーを右アウトでズラすと右ワイドに開いていた佐藤へ素晴らしいグラウンダーのパス、、、佐藤はワンタッチでマイナス気味にグラウンダーのクロス、、、藤尾がディフェンダーを引き付け、フリーの細谷がワンタッチでゴール右へクリーンシュートを突き刺し先制。試合はこのまま終了し、厳しい戦いが予想されたグループステージ、予想外の(?)健闘で3連勝。堂々の首位通過となった。
同時キックオフで行われたパラグアイVSマリも横目で視聴していたが、パラグアイのパフォーマンスは自信が感じられ、日本戦とは全然違う内容。序盤に個人技からのファインゴールを奪い、そのままさして危ういシーンも無くマリを振り切ってグループ2位を確保。
なお、日本VSイスラエルの前に行われたスペインVSエジプトをフルタイム視聴したが、ターンオーバーしたスペインが序盤に2度ほど持ち前の技術とパスワークで決定的なシーンをつくったもののゴールを奪えず、そうこうしていると前半終了間際にロングフィードを競り勝ち、落としたボールにバイタルエリアからファインショットを突き刺してエジプトが先制。
後半、次々に選手交替を行うスペインだがゴールを奪えず、逆に60分過ぎにディフェンダーのバックパスをかっさわられて追加失点。最終盤に1ゴール返したが2-1でエジプト勝利。順位が入れ替わってエジプトがグループ1位となり、日本のクォーターファイナルでの対戦相手はグループ2位で突破のスペインとなった。
優勝候補とされているスペインがクォーターファイナルの相手になったことで、いろいろ騒がしいだろうが、エジプトのこの試合でのパフォーマンスを見ると、洗練されたシステムは無いが、堅い守備とパワーある選手によるサイドからの手数をかけない迫力ある攻撃があり、日本にとってはやりにくい相手だったかもしれない。
その点ではスペインの方が、勝手がわかるかもしれないな。
スペインがグループ1位になるとフランスやアルゼンチンの居る山(やま)に入るので、それを回避したと見る向きもあるかもしれないが、それはわからん(笑)
いずれにしても、ノックアウトステージ一発勝負に全力を尽くすだけ。
クォーターファイナルを突破すると、セミファイナルはモロッコVSアメリカの勝者との対戦になる。(モロッコはアルゼンチンと勝点・得失点とも並んだため、直接対決の結果でモロッコ1位、アルゼンチン2位…)
クオーターファイナルのスペイン戦は日本時間8月2日24:00(3日0:00AM)キックオフ。