オリンピック前の最後のテストマッチ、U-23フランスと1-1ドローだが…
2024.07.18
日本時間本日早朝4:00AMからトゥーロンで行われたフランスとのテストマッチ。日本は前日に全員が揃ったという状況。ホスト国のフランスはかなり準備万端の模様。なにしろ前線はラカゼットとマテタだしな。。。
日本は従来どおり4-3-3のフォーメーション。だがフランスの前に防戦に追われる展開。フランスのフィニッシュのミスに助けられて失点は免れたものの、前半だけで最低2失点はしていた内容。
だが、得てしてそういうことが起こるもんだが、25分、藤田譲瑠チマのプレスから藤尾が拾って中央に入って来た三戸へ、三戸はヒールで落としたところに藤田譲瑠チマが出て来てファインゴールを沈めて日本が先制する。
1-0で折り返した後半、明らかにギアを上げたフランスが立ち上がりから猛攻、、、アクリウシュが右サイド(日本の左サイド)を混乱に陥れ、わずか2分でオリーズに巧みな、そして止めようのないミドルを決められて同点に。
それからも終始フランスが攻勢。まるで日本選手とはカテゴリーも次元も違うような宇宙人のような軽やかでスケールを感じさせるパフォーマンス。ぶっちゃけ、四半世紀とかもうちょっと前にフル代表がアウェイで強豪国と対戦した時のような大きな差。。。
このフランスとのテストマッチについては、フランスの決め損ない多発のおかげで1-1で終わっただけで、普通には1-5もしくは悪くても1-4の内容ですな。
今回のオリンピックでオーバーエイジを採用していないのは日本だけらしいが、ここにオーバーエイジが入ったからといって(たとえ中盤に遠藤航や守田が入ろうと、あるいはその二人とも入ろうと)そんなんでそうかなるレベルではないハナシ。
ただまぁもう仕方がないんで、この現実の中でどう勝ちを掴んで行くか…ってことしかないわな。
スターティングラインアップでは右ウイングに平河、左ウイングに斉藤光毅だったが、平河については守備でも貢献が大きいと思うが、(アジアでは大いに有効だった)サイド突破が先月のアメリカ遠征でもできなかったんで、オリンピック本大会ではどうなるか。
斉藤については、もうちょっと頼りになって欲しい印象。
攻撃については藤田譲瑠チマが絡んだ時しかチャンスが生まれない印象。この試合ではロクにシュートに持ち込めなかった感は否めない。
で、藤田譲瑠チマがアンカーの位置から上がって鋭い縦パスを打ち込むんだが、前半は藤尾が、後半は細谷が、それを上手く処理できなかった。あれをピシッとおさめてターンしてシュート打ってくれたらなぁ。。。
あと、他の選手もボールが足元に入ったら(後ろから厳しく寄せて来てるんで)ターンしろよ、剥がせよ、と何度も思いましたね。
最終ラインについては、世代が下の高井が奮闘。なんだか高井がディフェンスのキーマンになっておる印象。まだいろいろ甘い部分もあると思うんだが、高井頼みになっていると言うと大袈裟か。
ただ高井はイエローを貰うと思うんで、サスペンション(出場停止)も想定しておかなければならない。
あと、4-3-3で行くんですかね。藤田譲瑠チマはともかく(このフランス戦で存在感を示したのは藤田譲瑠チマと高井と、ゴールキーパーの小久保玲央ブライアンの3人だけだろう…)中盤があまりに脆弱。1週間しかないとは言え、何らか考えないんだろうかね。
さて、ぶっりゃけ他国を全然見てないんでなんとも言えないが、グループステージ敗退も十分ありえるだろうな。初戦は日本時間25日(木曜日)2:00AMキックオフのパラグアイ戦だが、これが非常に重要になると思われ。これに勝てれば大きいが、負けると相当厳しくなるだろう。
(パラグアイにはブライトンで三笘の同僚のエンシソが加わった…)
日本は荒木がコンディション不良でスカッドに加われないでいるようだが、その点もマイナス点だなぁ。。。
ところで昨夜は、先週荒天で延期になっていた、レノファ山口FCとJAPANサッカーカレッジの天皇杯3回戦が行われ「JFA TV」(YouTube)でライブ配信されていたが、同接1万超え。私もライブ視聴しましたが、ウン、全然告知も何もされてない中で結構多いじゃないですかね。
カテゴリー:2024ナショナルチーム(日本代表)