鈴木彩艶のパルマ移籍で思い出す中田英寿のパルマ時代。

かねてより伝えられているとおり、鈴木彩艶がパルマとの契約書にサイン。パルマからも公式リリースが出され、中田英寿氏以来のパルマ所属日本人選手となった。またセリエAでの初の日本人ゴールキーパー。
パルマと言えば中田英寿氏が所属したクラブ。中田英寿選手のセリエ時代というと、ペルージャでの衝撃のデビューやローマでのスクデット獲得の印象が強いと思うが、実はパルマ在籍期間が最も長かったと。

ローマでスクデット獲得に(量的にはともかく質的に…と評されると思うが)貢献して、次のシーズンはチャンピオンズリーグの舞台があったんだが相当高額な移籍金でパルマへ。背番号も「10」が与えられた。
だが最初のシーズンは(パルマも一時期から選手層がだいぶ弱体化しており)期待どおりの活躍やパフォーマンスができず、得意の「トレクァルティスタ」のポジションで機能せずミクーにポジションを奪われ、監督が何人か交替する中、シーズン後半から中盤センターでスターティングラインアップを取り返し、リーグでは苦しい順位だったがカップ戦(コパ・イタリア)ではホーム&アウェイでのファイナルでユベントス相手にボレーでゴールを決め、カップ獲得に貢献。(パルマにとっては現時点でこれが最後のタイトル、ウイナーらしい…)
パルマでの2シーズンめは、アドリアーノ、ムトゥと3枚の前線を形成してシーズンを通してコンスタントにプレー。3シーズンめは、前のシーズンから監督に就任したブランデッリ氏の戦術・選手起用方針に加え、新たに加入したモルフェオに「10番」を譲り(7番に変更)冬の移籍ウインドウでレンタルでボローニャへ移籍。このシーズンがパルマでの最後のシーズンとなった。

…とまぁ、そんなこんなを鮮明に思い出させてくれます。
近年のイタリア(カルチョ)がどうであれ、私なんかにしてみればセリエAはやっぱり見たいので、鈴木彩艶がイタリアへ渡ってくれてありがたい。
なお、パルマとは5年契約と聞く。まだ21歳という若さもある(大きい)だろうが、Jリーグのクラブもこういう複数年契約で行って欲しいもの。でないと移籍金だって取れない。
(サウサンプトンへ移籍した24歳の菅原だって4年契約だし…)
あと、Jリーグのクラブは契約年数の公表に反対の向きが多いと聞くが、多分単年契約ばかりなんだろうが、それだとホントの意味で選手売買のテーブルにいつまで経っても乗れないんじゃないかね。

▲ページのトップへ

CALENDAR

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930          

 2024年09月 

Total Ranking

  1. 2024-25シーズンからのACL新フォーマット。(2023.08.15)
  2. イギリス労働許可証の格付けが(1グレードだが)昇格。(2023.06.19)
  3. メッシVSグヴァルディオルのシーンでのメッシのプレーに感嘆の至り…(2022.12.14)
  4. 天皇杯ウイナーのACL出場権は来シーズンから変更に。(2023.12.21)
  5. はぁあ???「FIFAインターコンチネンタルカップ」ってなんだよ…(2023.12.19)
  6. 2024-25シーズンと2025-26シーズンのACL「ファイナルステージ」はサウジアラビアでのセントラル開催なのか???(2023.12.05)
  7. 三笘、FAカップのリヴァプール戦で表現の仕様のないスーパーゴール。(2023.01.30)
  8. まるでサッカー人気が下火とか低迷しているように受け取られる言動は気をつけたいものだ。(2022.12.08)
  9. Jリーグ、2026年上半期「0.5シーズン」は新大会(?)(2024.05.09)
  10. やり返しておいたからな…的なカイセドと三笘の(控え目な)ハイタッチ。(2023.05.17)
  11. なでしこ、これが精一杯の戦いか…クォーターファイナルでオリンピック敗退。(2024.08.04)
  12. Jリーグ「秋春制」移行が決定したが、あまりにヌル過ぎる論拠・ビジョン…(2023.12.20)
  13. Jリーグ選手契約「ABC契約」見直し?? それはとても良い事。早く実現して欲しい。(2023.06.29)
  14. 何故にアジアカップはユーロと同様6月開催じゃないのかって???(2024.01.03)
  15. 【涙腺崩壊】Jリーグはこの動画をバズらせることができるか?(2022.12.24)
  16. 恐るべしクロアチア。延長前半終了間際に失点するも追いつき、PK戦を制してセミファイナルへ。(2022.12.10)
  17. 渋谷駅にWEリーグの広告。(2023.07.18)
  18. 女子ワールドカップ開幕。「FIFA+」で日本語実況で視聴OK…(2023.07.21)
  19. 女子ワールドカップ放映権問題、ヨーロッパは合意らしい…(2023.06.25)
  20. ヴァンフォーレ甲府、記念すべきACL初試合、価値あるアウェイでの勝点。(2023.09.21)

Recent Special Categories

Back Number

▲ページのトップへ